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ポジティブな場、雰囲気を作るには

仕事をしていれば、人と話す場面があると思います。

たとえばぼくでいうと、コンサルティングだったりクライアントさんのリサーチ、セミナー、グループ討論とかになります。

そうじゃなくてもミーティングだったり、はたまた雑談だったり、実は人と話をしないと仕事はうまく進まないってことも珍しくありません。

ですが、日本人の性質なのか、多くの人は自分のことを「コミュニケーションスキルが低い」と考えています。

その証拠に、本屋さんにはいろんな対人術や会話術の本が並んでいますよね。中身もそんなに変わんないのに、毎月新しい本も出版されているくらいです。

もちろん、ぼくもそういった類の本を買ったことがあるクチです。

社会人になりたての頃の話なんですが、ぼくは会話の途中で言葉を詰まらせることが多々ありますので、流暢にしゃべられる方たちに強い憧れを持っていました。

なので、「これを学べばオレだってぺらぺら喋れるようになるかも!」と、淡い期待を持って本を買いあさっていたんですね。

ですが、ぶっちゃけそんなに変わりませんでした。

なんでかっていうと、そういったテクニックみたいなものを使う以前のことができてなかったからです。

それが何かっていうと『ポジティブな場を作る』というものです。

つまり、自分にとっても相手にとっても「ここはなんか安心できるし、バンバン話すことができるな〜」と感じれる雰囲気を前もって作っておくということができてなかったんです。

なので、いざ傾聴しようとしても、そもそも相手が話してくれなかったり、質問をしたり自己開示をしても「はぁ、そうですか」で終わったりしていました(苦笑)

ですが、『ポジティブな場』を作れば、そういうことは起こらなくなります。

相手も自分も気分が穏やかになってますので、些細なことでもポンポン声にすることができるようになります。

で、ポジティブな場を作るためにぼくが意識してることが3つあります。

その3つは、すべて意識すれば誰でもできることなんで、もし「やってないな〜」を感じられたら、ぜひ取り入れてみてください!

1つめは、相手に恥をかかせないです。

たとえば、仕事の話をしていて相手が主旨とズレた発言をしたとします。その時、「いや、そうじゃありません。」と頭ごなしに否定すると相手も「チッ、そんな言い方するなら、もう二度と発言せんわ。」となりかねません。

なので、たとえ期待から外れた答えが出てきても、相手に恥をかかせないことがポジティブな場を作る上で大切になってきます。

なので「いや、そうじゃありません。」ではなくて、「なるほど、いいですね。ちょっと切り口を変えて聞いてもいいですか?」とか「ごめんなさい、ぼくの言葉足らずな部分があったんで、少し補足させてもらいますね。」などと言って、プラスに受け止めてあげます。

それに、1対1であればまだ否定をしても救済の余地はあるでしょう。

ですが、大勢の場で恥をかかせてしまった場合、相手がよほど鋼のハートを持ってない限り、たいてい否定的な態度を取るようになります。

顔を下げたり、不機嫌な顔つきになったり、言葉がしぼんでしまったりですね。

すると、その雰囲気が周りにも伝播して、ますます落ち込んだ話し合いになってしまいます。

2つめは、前置きトークをするです。

たとえば、グループ学習をして各々の意見を聞き出すとします。

そういうのは大体ひとり1〜2分で簡単に終わらせたりするんですが、たまに10分以上クドクド話される方もいますよね。

そういうことがあった後で「もうちょっと短めでお願いします」と言ったらどうでしょう?

きっと相手は「恥をかかされた」と思うはずなんです。

なので、起こってほしくない出来事があるのなら、行動をするときに前もって全て話しておくんですね。

「時間も限られてますんで、全員が話せるようにひとり1分でお願いします。」と言った感じで。

場をエレガントに誘導する上でも必要なことですが、相手に恥をかかせないという意味合いでも、しっかりと前置きトークは行います。

最後3つめは、肯定語を使うです。

そもそも単純な話で、会話の節々に否定語がある時点で、人の感情はネガティブになっていきます。

ぼくには小さい子供が2人いるんで、同じ年齢の子供が集まる交流会に行く機会がよくあります。

そんな時、よく小さな子供がお母さんに「ダメでしょ!」「いけません!」「走らない!」など否定語を叩き込まれすぎて、泣き出す場面を見かけます。

そして、そんな泣いてる子を他の子が見て「う〜わ、こっちは気をつけよう」なんて目を向けるんですがw、まさにそれと同じことが起こるんですね。

もちろん否定語をゼロにするのは難しいです。会話の流れや今までのクセから、とっさに出てしまうこともあるでしょう。

ですが、意識することでその割合を調整することはできると思います。

なので、もし会話の中での肯定語と否定語の割合が50:50なのであれば、それを60:40、70:30と、だんだんと変えていけばいいんです。

以上が、ぼくが意識しているポジティブな場の作り方です!

参考になれば幸いです♪

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。