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期待と信頼(←全く別物)

この冬、我が家にディズニー英語システムを投入しました。

で、それを購入するか判断するためにアドバイザーの人を家に招いた時の話なんですが、このような子供向け教材でうまくいくかどうかは、全て親にかかっているということを聞いたんですね。

というのも、いくら家に教材を置いても親がDVDや本を見るように誘導してあげないと、全く意味がないからなんです。

あと、ディズニーの英語教材には、月額でいくらか払うと(金額わすれたw)専属の先生と話ができるというアウトプットの場をつくることができます。なので、もちろんの話なんですが、そのアウトプットに関しても親がしっかりと対応する必要があるんです。

まぁ、そりゃそうですよね。

いくら好奇心旺盛といっても、やっぱり子供です。習慣がつくまではやっぱり親が初動をつける必要がありますし、楽しさを演出するのもやっぱり親なんです。

という話をアドバイザーさんから聞いて、「ほぇ〜なるほどなぁ〜」と思ってたんですが、さらによく聞くと「親がイライラして失敗するケースもある」という話も出てきたんですよね。

どういうことかというと、このディズニー英語システムというのは、調べたことがある方なら分かると思うんですが、実はそこそこの値段がします。

なので、だいたいの親は「子供の将来のため…!」ということで、がっつりローンを組んで買うそうなんですね。

ここまでは、よくありそうな話じゃないですか。

でもね、こうやって多額のローンを組んでしまうと、支払った側の気持ちとしては「なんとしてでも回収せねばっ!!」という心理が大きく働いちゃうみたいなんです。

なので、教材が家に届くや否や、「〇〇ちゃん英語のお歌聞いて!」とか「英語の本を読みなさい!」と、とにかく子供にプッシュしてしまうそうなんです。

けど、そうにも関わらず子供がまったく興味を示さなかったり、「英語じゃなくてテレビみたい!」とダダこねたりしちゃうと、叩いた金額が頭をちらついて、ついついイライラしちゃうんだそうで。

で、結局親も子供も英語がイヤになって、ムダになっちゃいました、、、というのが、英語教材あるあるなんだそうです。

たしかに、この流れにはいくつか問題がありますよね。

まず、そもそもとして、教材より演出の激しいテレビ番組ばかりを見せてたんじゃ、そりゃ子供も一種の依存状態になってます。なので、テレビの方に食いつくに決まってます。

そこは、親の責任ですよね。

で、もうひとつの問題は、親が子供に『期待をしてしまってる』という点にあります。

「高額の教材なんだから、英語を話せるようになってもらいたい!」って感じで。

『期待をする』というのは、一見すると健全的な関係を築けてるように見えます。ですが、この『期待』という言葉の中には”自分の思い通りに動いてほしい“という、願望も含まれてるんです。

だってそうですよね。「英語を話せるようになってもらいたい」というのは、子供の願いではなくて、親の願望です。つまり、親が子供に期待してそのような願いを抱えてしまってるのです。

ですが、期待というのは裏面性があるんですよ。

その裏面性というのは、『裏切られた時に怒りに変わる』というものです。

例えば、部下や外注先に口をすっぱくして、どうしてもやってほしいことを指示したとします。ですが、翌日になってみるとまったくやっていませんでした。

こんな時、大体の方は「期待を裏切られた」ということで、怒りを覚えますよね。

これと全く同じことが、親と子供の中で起こるんです。

こうなると関係性は悪化。最悪の場合は軋轢も生じてしまって、まともに言葉を交わせなくなってしまいます。

で、これの解消法なんですが、期待を抱くんじゃなくて、信頼を寄せるしかありません。

そうなんですよ。期待と信頼というのは、全くの別物なんです。

信頼を抱くというのは、今はどんな結果であろうと、それにはちゃんとした理由がある。そして、将来としては必ず結果を残してくれる。という気持ちを向けるということです。

期待じゃなくて信頼を親が抱くと、たとえ高額な英語教材を買ったにもかかわらず、子供が全く遊ぼうとしなくても、「あ、いまはあまり興味がわかないんだな。でも、それでもDVDを流せば、どこかで生かしてくれるはず。」と、思考が変化します。

信頼ってのは、そういうものじゃないですか。

結局は、子供の成長というのは親次第なんだということです。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。