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いつも失敗ばかりの人の器
大器晩成って言葉がありますよね。
これって、もともと大きな器は完成するのに時間がかかるという表現で、それが転じて『本当の大人物は若い頃は目立たず、徐々に実力を養っていって後に大成する』という意味合いになりました。
孟子が伝えた言葉としても有名ですよね。
でも、これって本当は大器晩成じゃなくて“大器免成“だという説もあります。
大器免成というのは、『本当の大器であれば、完成されることはない』という意味でして、それが転じて『大器とよばれる逸材は、いつまでたっても完成されることはないし、ずっと成長を追い求める』と意味合いでも表現されることがあります。
たしかにそうですよね。
もともとの器がちっちゃい人間であれば、その人の成長限度はたかが知れています。
なので、あっという間に成長しきって、あとはいつまで経っても相変わらずという状態になってしまいます。
おそらく、あなたの周りにも1人や2人は、それっぽい人物がいるんじゃないでしょうか。(ぼくも、心当たりあります、、苦笑)
なので、簡単にちっちゃな成功をして有頂天のお調子者になる人よりも、何度もつまづいて、失敗して、毎回思慮めぐらせている人の方が、宇宙のような大器の持ち主であることが多いんです。
ぼくのことを「大器の逸材だ」と言うつもりは毛頭ないんですが、、、
やっぱりこの世に生まれた以上、そして誰にもコントロールされず自らの意思でビジネスをしている以上、つまづきや失敗というのは嫌というくらい味わうことになります。
・これはいける!と思った商品がじぇーんじぇん売れなかったり
・数百万円うごく商談が、直前で破談になったり
・チャンスが目の前にあるのに、必要な材料がどうしても揃えなかったり
こんなことは、毎日毎日あたりまえのように起こるわけですw
ですが、これは行動した証であり、自分の成長に伸び代があるということでもあります。
そして、失敗するからこそ、血がにじむほど努力をしたのに結果はダメだったからこそ、「まだまだ死ねない」「まだまだ終われない」と思うわけです。
つまり、生きる気力が湧いてくるわけですね!
嫌なことが続いてスッカリ気が滅入ってしまい、みずから命を絶ってしまう。このことをアホな行為だとは思いません。
そして、弱者の行為とも思えません。
ですが、大器免成という言葉に出会い、その真意に触れていれば、また違った人生が歩めたんじゃないのか、、、と思ってしまう自分もいます。
日々努力、日々成長。
毎日をおだやかに過ごせていることを、しっかりと感謝していきたいですね。
田辺輝恭
ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。