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仕事の質が変わる『刷り込み』のパワー

ちょっと過去の自分を振り返ってみるんですが、、、

社会人になりたてで、何をしても上司からこっぴどく怒られていたぼくは、いつの間にか「どうせオレなんか、、、」が口グセになってました。

いや、最初はそうじゃなかったんですよ。

学生時代はラグビーをしていたということもあったんで、入社してしばらくは「オレ、やります!」とオラオラ前に進むタイプだったんです。

なんですが、周りの人たちからも「お気の毒に…」を配慮されるくらい理不尽な圧力をかけられる毎日。その状況に心をポキリと折られると「どうせオレなんか、、、」という言葉が、本当にいつの間にか口グセとなってました。

そうなったらもうおしまいです。

何をするにしても無気力になりますし、さらに一つ上の先輩や一つ下の後輩と比べられて、よりどんどん潰されていきます。

最終的には、なんだか会社に行きたくないという気持ちが毎日湧き上がっていました。でも、「こうなったのも全て自分が悪いんだよな」と決めつけて、無理やり通勤していました。(この時点で、軽い躁うつの症状が出てますw)

なんですが、とある出来事がキッカケで、この状況を脱することになります。

脱するどころか、なぜか上司からの評価もあがって、「お前がおらんと職場は回らんよ」とねぎらいをもらうくらいにもなったんです。

つい先週まで、いつもと同じ怒号ばかり浴びせられてたんですが、一瞬にして褒めの言葉ばかりかけられるようになったんです。

で、そんなぼくに何が起こったのか?というと、彼女ができたんです。

いまは結婚して妻となってるんですが、彼女と出会って付き合うようになったんです。

ただそれだけで、会社の中の扱いが変わったんです。

なんでそうなったのか?というと、ちゃんとぼくなりのカラクリもあります。というのも、彼女ができたことで自分の中の『刷り込み』が変わったんですね。

刷り込みというのは、言い換えると決め付けみたいなものです。例えば以前のぼくの場合だと「しょせんオレは何をやっても役立たずなんだ」といったものですね。

そのような刷り込みを自分にしていると、何をやっても結果が「役になってない」というように映ります。となると、行動しても迷惑をかけるだけと感じてくるようになるし、当然ですが行動そのものがイヤになってくるようにもなります。

ですが、彼女ができたというよりも、しっかりと正面から話を聞いてくれる存在、そして全てを受け入れて支えてくれる存在ができると、自己価値観も大きく変わってきました。

すると、自分に対する刷り込みも変わり、結果として行動そのものが変わっていきました。なので、上司の評価も瞬時にして変わったというワケです。

正直にいうと、田辺のことが気に食わなくてストレス発散目的でおもちゃ扱いされてたんだと思い込んでました。でも、そうじゃなくてシンプルに田辺の仕事に対する姿勢を、上司なりに正そうとしていたことがわかったんです。

自分のことをどう定義するか?そして、周囲の状況からどのように自分自身で刷り込みをしてしまっているのか?

これは、人間の心理面や脳科学、経営学を学んでいたら、ある程度意識することができるようになります。ですが、そうじゃなかったら、なかなか気付くことができない概念だと思うんですね。

でも、自分に対しての刷り込みを理解しておかないと、これからの結果や成果というのは大きく変わってきます。どのように定義するか?どんな刷り込みをするか?で、人生の結末さえ強く左右されるんです。

定期的に、自分が身を置いてる環境や、自分が抱えている価値観などを鳥瞰することをオススメします。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。