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日本民族にとっての神話

『12〜13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅ぶ』

このような言葉を聞いたことありますか?

これは、20世紀を代表する歴史学者であるアーノルド・J・トインビーという方が見つけた法則なんだそうですが、どの民族にも必ずある“神話”を小さい頃に学ばないようになってしまうと、必ず大きな問題に直面して対処できずに滅んでしまうということなんです。

いや、対処できないと言うよりも、人生を歩むにあたって誰もが注意しなければならない『教訓』というものに触れてないので、何回も同じ過ちを繰り返してしまうんですね。

繰り返しますが、どんな種族にも語り継がれる神話というのが存在します。有名なものであればギリシャ神話だとか聖書、あとは宗教としての逸話などですね。

こういった神話を学ぶ習慣がなくなってしまった民族が、例外なく滅んでしまうということなんです。

じゃあ、いま現時点で日本という民族は存続していますが、日本人にとっての神話ってなんだと思いますか?むしろ日本という民族は、外の文化や思想に侵食されることなく、世界的にもトップレベルの繁栄を続けることができています。

そんな日本の神話なのですが、これは『古事記』なんですね。

つまり我々の民族は、小さい頃から古事記(こじき・ふることふみ)を学ぶ習慣や文化が残っているから、永続しているわけなのです。

でも、わかるんですよ。「え?古事記とかいわれても、1回も読んだことないんですけど、、苦笑」って言いたくなる気持ちもw ぼくだってもう30半ばになるというのに、つい数年前まで古事記なんか読んだことなかったんですから(苦笑)

でも、違ったんですよね。ぼくたちは、しっかりと古事記つまり日本民族にとっての神話を、しっかり小さな頃から学んでいるんです。

いつ学んでいたのか?というと、それは童話として学んでたんです。つまり、桃太郎とか花さかじいさん、ウサギとかめなどから学んでいたんですね。

となると、「いや、童話と古事記って関係なくね??」となると思うんですが、実は童話の元ネタが古事記であることが、けっこうあったりするんです。

例えばなんですが、有名なものであれば浦島太郎なんかがそうです。浦島太郎というのは、古事記に登場する海幸彦という神様と山幸彦という神様の物語がモデルになってると言われています。(ちなみに竜宮城や乙姫のモデルになってるものも、ガッツリ登場します)

こんな感じで、形は変えどしっかりとぼくたちは日本神話を学んでるということなんですね。

とはいえ、昔に比べると今の世代の子たちは、ちゃんと童話や古事記の内容を学んでいるか?というと、完全にNOなんですよね。なぜなら、いま話題になっているようにyoutubeで子守りをする親が増えている実態があるからです。

これが続いたら、確実に童話や神話をしらない子たちが増えてしまいます。逆にヒカキンを知ってる子は増えるかもしれませんが、、、w

ヒカキンが悪いというわけじゃないのですが、こうなってしまうと日本はいよいよ本当に終わったな(質や経済レベルという話じゃなくて、存続として)となります。

たしかに古事記も、事実じゃないから読む必要はないという視点もあるのはたしかです。史実ではないとか科学的におかしいというのも、ごもっともです。

ですが、古事記を見るべき視点はそこじゃありません。物語で手にする教訓だとか、教訓を手にするまでのプロセスに注目するものなんです。その部分に、普遍的な法則がビッチリ詰まってる、、、というのが古事記から学ぶべきところなんですよ。

あわせて神社への参拝の姿勢も変わりますので、ぜひいちど古事記をお読みすることをオススメします!

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。