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セオリーは大事。だけど、、

予約殺到『神の手』の実力検証。

とある週刊誌に、このような見出しのコーナーがありました(わかる人いるんかなw)。

そのコーナーの内容は、「痛みを治す本物の先生をみつけよう」というもの。世の中には神の手と呼ばれる技術を持っていて、常に長蛇の列ができている整骨院・接骨院の先生がいるけど、本当に痛みを治すことができる名先生は、全体の1割に満たないというんです。

しかも、残りの9割である実力が乏しい先生がたは信頼を集めようと必死で、ホームページのSEO対策に数十万円かけてカモにされたり、自分の店の口コミを自分でひたすら書いて自己嫌悪におちいったりしているというんです。

ぼくは、これが本当かどうかはわかりません。

たしかに整骨院や接骨院、整体院というのはいくらか掛かったことはあるんですが、どれもぼくにとっては「すっげぇ!めっちゃ痛み取れた!」と言えるものでした。

なのでこの週刊誌が主張している「世の中の整骨院・接骨院の9割は痛みをとることはできない」というものは、ちょっと誇張じゃないの?と思っています。

だけど不思議と、数年先まで予約のとれない治療院と、いつもガラガラで閑古鳥が鳴いている治療院に評価がわかれたりするもんなんですよね。

なぜこのように、治療院は2つの評価にわかれるんでしょうか、、?などと、ムダにもったいぶらんでも『マーケティングがうまいから』というのは誰もがわかることでしょう。

ですが、ぼくが面白い!と感じたのはここからです。

さっきも話したように、このコーナーの内容は「痛みを治す本物の先生をみつけよう」というものです。なので、『痛みを治してくれる本物の先生の見つけ方』というものも紹介されてたんですね。

で、その中の1つに『回数券を売っていないところが本物だ』と紹介されてたんです。

ぼくはこれを見た瞬間、「え、逆じゃね?」と思いました。

ですが、理由をきいて大納得です。

というのも、そもそも回数券を売るという施策は、治療院マーケティングの基本中の基本です。なぜなら、回数券を売った時点で次回の通院が確定しているから。つまり、例えばなんの施策もなしにお客さんの相手をしていて3回通って自然消滅していたんであれば、回数券を売ることで3回以上の通院を無理やりさせることができます。

結果、客単価もあがりますし、単純に接触回数も増えますんで信頼関係も自然と向上します。

でも視点を変えてみると、回数券を売るということは「何回も同じ治療をすることを前提にする」ということにも見えます。となると、専門家の観点では「診断技術がない。治療技術がない。」のように映ります。

言われてみればたしかにそうなんですよね。

ぼくも過去に治療院に行った時、コメダ珈琲や星乃珈琲店のコーヒーチケットのような、11回分を10回分の値段で買える回数券を提案されたことがあります。でも、10回も通うイメージもわかなかったし、そもそもそんなにお世話になりたくなかったんで買いませんでした。

でも、もう数回通ってくれたら完全に治ってたのに、、ってところでいなくなっちゃう患者さんがいるのも事実です。

であれば、もっと練り込む必要はあるものの、専用のパッケージをつくるとか、施術し放題をつくるといった方法も考えられます。

うんうん。セオリー通りってのもかんがえもんですね〜。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。