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リスペクトマインド

最近、『こどおじ』という言葉が目立つようになりましたよね。

子供のようなおじさんとか、子供部屋に住んでいるおじさんという意味合いで使われていますが、官僚の息子さんとか川崎市の事件といったものが続いたことで、『こどおじ』という言葉が出てくるようになりました。

まあ、正直に言っちゃうと、昔からあったけどあまり目立ってなかったのか、一連の騒動から生まれた最新のスラングなのかは、まったくわかりません。(というか、どっちでもいいですw)

ウシジマくんでは『フリークス』という表現もされてましたが(わからなかったら無視してくださいw)、どっちかっていうと、アダルトチルドレンのほうが一般的かと思います。

で、このこどおじさん。

テレビでぼんやり見てた程度の記憶なんですが、「就職したい気持ちはある」ということらしいんです。

でも、40過ぎて雇ってくれるところなんてないだといか、営業・介護・運送はどうしてもやりたくないだとか、働いたところで長く続ける自信がないといった理由で、いま一歩踏み出す勇気が持てないんだそうです。

また他にも、「年下の人に頭を下げて教わるのも辛い」というのもあるみたいなんです。そして、それが実は最も避けたいことなんだとか、、。

まあ、非情な言い方になっちゃうんですが、これは自分が招いたことなんで、自業自得として受け入れるしかないです。でも、「年下に頭を下げたくない」という問題に直面してる人ってのは、おそらく若い時でも「あれが嫌だ」だとか「これが気にくわない」などと言って、逃げ惑いまくってたんだと思います。

でも、その気持ちはわからなくもありません。

ぼくだって、元々はサラリーマンでした。しかも新卒で入って10年近く働いてたんで、年上には頭を下げて年下は支えてあげるというメカニズムが体にしみこんでいます。

なので、年下に頭をさげて教えをこうことに抵抗を覚えたりもしちゃいます。

でも、独立して自分の力だけで生きていくとなると、もう年齢なんか関係なくなるんですよね。

すでに独立されてる方ならわかるとおもうんですが、自分より年下にも関わらず、高い能力を発揮して豊かな人脈を持って、ワールドワイドに働いてる人なんてゴマンといます。

だから、このような世界に身を置いたのはかんっっぜんに自己責任です。なので、それはそれで受け入れるしかないんです。

でも、このこのおじ問題なんですが、単なる社会問題という話じゃないと、ぼくは思うんですね。というのも、年下に頭を下げたくないというのは、一般的な企業や組織の中でも普通に存在しているからです。

例えば、年下の上司がついたパターンとか、社長が次の世代に継承されたとかです。

多くの方は、「しかたない」と割り切られると思います。ですが、今までは慕ってくれた人が急に上から目線で命令口調になったら、誰もがしらけてしまいます。

なんなら、めんもくを潰された年上の部下の人は、理屈ではわかっていても感情として怒りや嫉妬がわきでてくるかもしれません。そして結果として、わざと足を引っ張るとか、咎めることができないスレスレのレベルで上司を困らせたりするんです。

なので、どんな立場にあろうとも、年上をリスペクトする気持ちは持つべきだとぼくは思います。「なんか旧時代的な考えかただなぁ」という意見もあるでしょう。もちろん、それはそれで受け止める余地はあります。

ですが、日本人は『人を敬う』という概念があるように、感情面への配慮というのもできる民族です。

学べるところは必ずあるので、謙虚に向き合うのは大切なことだと考えます。(でも、無駄に腰を低くする必要はありません)

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。