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願望は内容じゃなくて手段が重要

マズローの欲求段階説ってありますよね。

意識してるわけじゃないんですが、なぜかぼくのメルマガではちょいちょい登場するワードの一つとなっています(苦笑)

そんなマズローの欲求段階説なのですが、一般的にはマズローの5段階欲求説という言葉で認知されてることが多いです。で、さらには、6段階目があるだとか、いやいやまだまだ7段階8段階とあるんだよといった声がでてたりとかしてるんですが、、、

実はエイブラハム・マズロー自身は、欲求の段階数を明確に提示してないんですよね。(欲求には段階の要素があるとは言っています)

段階わけしたほうが理解しやすいので、5段階説が一般的になっていますが、実はそんなに欲求はクッキリ分かれているわけじゃないんです。

で、なんですが。

せっかくなんで段階に沿ってお話をしたいなぁとおもうのですが、マズローの5段階説って、最上位の部分に自己実現欲求が存在していますよね。

『自分らしい、自分にしかできない人生・生活を送りたい』という欲求を、自己実現欲求と呼んでるんですが、あなたはこの欲求について何か感じるものはありますか?

とか聞くと、よく返ってくる言葉としては「いやぁ、そこまで考える余裕はないです」だとか「イマイチしっくりこないんだよね」などといったものが多いです。ですが、中には「そういうの、よく考えたりしますよ」という言葉もチラホラでることもあるんですね。

たしかに一般的には、人生として成功に近い生活を送っている人ほど自己実現欲求が高まるとされていますが、今は多様化(ダイバーシティ)の価値観が入り乱れる世の中です。

下位欲求が満たされてなくても、自己実現欲求に意識が向いていると言われても、そんなにおかしなことでもなかったりするんですよね。

でも、ですよ。

この自己実現欲求。考え方によっては低次的な欲求とも言えるんです。

例えばなんですが、自己実現欲求としてでてくる願望が『高級車に乗って東京都心一等地に住みたい』というものだったとします。

これだと自己実現として、まぁありっちゃありの内容になってますよね。

でも、それの実現手段が『人という人を利用しまくって、自分の都合のいいようにモノゴトを誘導して達成する』というものだったらどうでしょう?

人のエネルギーを奪うという意味合いでは、かなり低次的なステージに留まっていると言えますよね。

でも、実現手段が『人に価値を与えて、その対価をいただく。そうすることでキャッシュフローを大きくしていく。』というものだったらどうでしょう?

これだと、自他共に創造することになりますんで、エネルギーとしては高位的な循環が生まれてきます。となると、誰もつぶされることなく成長することができるようになりますよね。

マズローの欲求段階説は高位のものは精神的な欲求です(下位のものは物質的欲求です)。そうです、精神が中心となりますんで、心のあり方次第では毒にも薬にもなってしまうんです。

自分の欲求を否定せずに真正面から受け止めることは大切です。ですが、どのように欲求を達成するか?という心の部分を無視していると、結局たいした成長はできません。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。