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リーダーは無能で全く構わない

自分は人をひっぱれる人間じゃない。
自分は人を鼓舞するような人間じゃない。

リーダー的立場にいる人の中には、このように考える方も少なくありません。

こういう方が持っているリーダー像というのは、集団の最前線でスポットライトを浴びて、多くの部下たちが「〇〇さんはさすがだ!」と言いながら尊敬の眼差しで見つめる、、。

こんな感じのものをイメージしています。

なので、そんなリーダー像と現状の自分を比較してしまい、「自分には人を引っ張る素質がない、、」と、落ち込んでいるというわけなんですね。そして、人に立派な姿を見せるなんてできない、、、と、思うようになります。

ですが、結論から言います。

リーダーは部下より無能でまったく問題ありません。

いや、たしかにある程度は教えることのできる技量は必要です。ですが、常に部下より上手じゃないといけないか?というと、まったくそんなことはないよということなんですね。

なぜなら、理由は2つあります。

1つは、そもそも人には得意不得意があるからです。というよりも、得意不得意があるからこそ組織を組んでいるというのがあります。なので、自分よりも部下の方が得意な仕事があっても全く問題ないんですよね。

でも、そうするともしかしたら『ナメられるんじゃないか?』という疑問が生まれてきます。ですが、これも心配無用です。

2つ目の理由になるのですが、人は『“できない”を“できる”にしてもらえた人を尊敬する』ようになっているからです。

というのも、人の本能として今までできなかったことができるようになると、快感を覚えるようになります。そしてその快感をもう一度味わいたくて、より難易度の高いことに励むようになります。ようは成功体験ですね。

“できない”を“できる”に導く。たとえトーク力に自信がなくても、コミュ力に自信がなくても、ジェネレーションギャップに恐怖していようとも、できない→できるにしてあげることこそが、もっとも信頼を集めるツボだったりするんです。

特に日本の文化というのは、教えを乞いた人や助けてもらった人を重んじる風習が強いですよね。

なので、雑談を磨くよりは、まず先に部下たちが何につまづいてるのかを洗い出して、できるように導くスキルを高めた方がいいです。

すると、将来その部下たちが成長した時に、逆に支えてもらえたりするようになりますよ。誠意を持って対応すれば、、、ですが(苦笑)

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。