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ギャップがあることの弊害

立場によって、見えてくる情報は違ってくる。

これは大なり小なり、多くの人が経験したことのある内容だと思います。例えばなんですが、ぼくはサラリーマン時代、資料をコピーするのはなんぼやってもタダなんだろだと思ってました。

大企業と呼ばれる会社に勤めてましたし、周りの人たちもガンガン紙を刷ってるわけです。なので「大企業だし、コピーくらいやりたい放題になんだなぁ」と、平気で思ってたんですね。

ですが独立して、全ての数字を自分でみるようになってから分かったんです。

「んなわけねぇ」って。

そうなんですよね。コピーを刷るってのは、1回やるたびに必ずお金がかかってるんですよね(苦笑)いくら大企業だといっても、何かを使うと必ずお金はかかってたんです。

で、このようなコピーに関する数値を見ている管理職レベルの人は、「おいおいヤベェじゃん。節約せぇや。」を圧力をかけてくる。けど、現場レベルの人からすると、具体的な数値とか知ったこっちゃないので「コピーとか必要作業だし。忙しいのに細かいこと言うな。」となるんです。

まさに立場が変わると触れる情報が変わってくる。触れる情報が変わってくると見える景色が変わってくる。ということです。

このように、触れる情報の違いが生まれると、コミュニケーションのギャップというのが生まれてきます。

例えば、コンサルタント業をしていたらよく見かける光景だと思うんですが、社長の想いが社員に全く伝わってないという場面がありますよね。こういうのが、コミュニケーション・ギャップの例に挙げられると思います。

そうですね、、、

社長が神妙な面持ちで「今季は業績が思わしくありません。なので、営業目標をなにがなんでも突破してもらいたいのです。」といったとします。

社長としては、会社の数値をガッツリ見ているわけなのでコリャヤバイ感が自分の中を100%近く支配しているわけです。ですが、一方の社員側としては触れてる情報が違うので「営業目標を達成しろとかいうけど、、、社長は簡単に言えていいよね。」と、なるわけです。

このようなコミュニケーション・ギャップが生まれてしまうと、溝が深まって距離ができるのは時間の問題です。企業の一体感というのは、あっという間に崩壊するでしょう。

とはいえ、「だったら社長が見ている数値を社員にも見せりゃいいじゃん」というのも、ナンセンスだったりするんです。なぜなら、普段から触れてる情報じゃないからいまいちピンときませんし、そもそも自分の業務に直接的な関連性はないですからね。

確かにその場では「あぁ〜、なるほどです、、、」などと協調するような言葉を出すと思いますが、ぶっちゃけようわからんという感覚になってることがほとんどなんです。

じゃあ、手っ取り早くコミュニケーション・ギャップをなくすためには、どーすりゃいいのさ?ということになるんですが、、、

簡単なものだと、第三者に現状を語ってもらうというのがあります。

つまり、コンサルだとか別企業の社長とかですね。で、その場合は実は社員との距離があればあるほどいいんですよ。なぜならミステリアスな部分を演出できるからです。

ここまで見たらなんとなくピンとくるかもしれませんがw、ぼくも実際そういった仲介役みたいな仕事をすることも多いです。

なので、ぜひスポット的でもいいので、社員との溝を感じるのであれば第三者に伝えてもらうという方法をオススメします。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。