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ホノルルで詐欺にあった話

いまから6年ほど前の話です。

妻とホノルルにいっていたぼくは、「ツメが甘いなぁ〜〜〜〜」と言いたくなった出来事に遭遇したんですね!

その日は日本に持ち帰るお土産を買いたい!ということで、ガイドブックを参考にしてショップをうろうろしていました。なので巡回バスに乗っていろんなショップを回ってたんですが、全て終わってホテルに着いてから妻が「あ、雑貨買い忘れた〜!」といってきたんですね。

で、ショッピングが苦手なぼくは疲れ果ててたので、「ホテルの前に簡単なのがあったじゃろ。一人で行ってきて。」といったのですが、、、妻の方も不機嫌になってしまいました(苦笑)

なので、しぶしぶホテルの前にある雑貨屋さんについて行ったんですね。

で、ですよ。

買い物が終わって雑貨屋さんを出たわけなんですが、、、その買い物の内容が完全にぼくが不要だったわけなんですよ。「英語で対応するのが苦手」と妻がいうもんだから、ついて行ったわけなんですが(ぼくもそんなに喋れる方じゃない)、結局は妻の後ろにぼーっと立ってるだけ。

買い物も、店員さんとのやりとりも、妻が全てやってしまいました。

「んだよ、結局オレいらんかったじゃねぇか。ホテルで休ませろよ〜。」そう思いながら雑貨屋さんを出たとき、「Hey!!」と、現地の人に呼び止められたんですよ。

何事かと思って振り向くと、そこにはちょっと小柄なオジサンが一人。「何かしたかな、、」と思ってると、完全に英語でまくし立てるように喋ってきたんですね!

いきなり喋り倒すように話しかけてくる小柄なオジサン。
英語は「book」程度の赤ちゃんレベルしか聞き取れないぼく。
視線があうと知らんぷりして去っていく数多くの通行人。

じゃっかんパニック状態になりながらもw、オジサンの話をよくよく聞いてみると「ワイキキ」「起こった顔」「20ドル」という言葉が聞き取れたんですね。

で、どうやらなんですが、そのオジサンは「ワイキキで怒った顔をするなよ。笑顔が大事。怒った顔の人は罰金だ。20ドル払いなさい。」と言ってたみたいなんですね。

こう文字にすると、「なんだ、くだらないな。払わずにその場を去ればいいだけじゃん。」と思うかもしれません。ですが、英語でまくし立てられたぼくは若干のパニック状態になってました。なので、財布から20ドルをだそうとしたんですね。

ですが、そのときです。

オジサンは署名用紙みたいなものも持ち出してきて、「ほら、20ドル払ってる人は他にもたくさんいるんだ」と言ってきたんです。いわゆる証拠の提示ですよ。

たしかにその用紙には、すでに5人くらいの署名がアメリカ人っぽい名前で書かれていました。なので、ますますぼくは「はぁ、払うしかないか、、」と覚悟を決めたんです。

で、いよいよ財布からお札を取り出そうとしたその時です。その署名がボールペンで書かれたものじゃなくて、印字だということに気づいたのです!

「あ、これ騙されてるだけじゃん!」

我ながらいいとこ気づいた!と思いながら、ぼくは20ドルじゃなくて処理に困ってたよくわからないセントコインを1枚、そして名前に機内食で味わった『Oreno French』と書いて、颯爽と立ち去ったのです。

「Have a Niceday♪」と言いながら。

するとオジサン。離れていくぼくの背中をみながら、流暢な日本語で「あなたケチね」と言っていました笑

どれだけ綿密に練られた策でも、ツメが甘かったらおしまいです。そんなことを気付かされた体験でした♪

あのおじさん、というかアレ系の詐欺ってまだやってんのかなぁ、、、

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。