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一歩踏み込んだ『褒め』は特別になる

人を褒めよう。労をねぎらおう。

人間関係の構築、チームビルディング系の本やセミナーに参加すると、もう絶対の絶対にこのような言葉を耳にすることとなります。

ぼくだってそうです。

ぼくは普段、自分の考えに固執しないように、できるだけたくさんの本を読むようにしています。もちろんジャンルもワザとちらつかせるようにしてまして、ビジネス書・学術書といったものはもちろん、文芸書や、政治・宗教・皇室関係の本、趣味関係の雑誌(アウトドアとかスポーツとかファッションとか)というのにも目を通すようにしています。

そんな中、ちょっと人間関係のくだりの話が出てきたら、必ず『褒めましょう』という主張が目にドドンッと飛び込んで来るワケなんです。(料理の雑誌に人間関係のコラムもあったりしますw)

もう正直「わかっとらい!」ってレベルなんですが、、、w まあ、『褒めよう』『ねぎらおう』と言いたくなっちゃう気持ちもわからんこともないんですね。

だって、人には『認めてもらいたい』という本能レベルの欲求があるからです。

そもそも生物は、生存・繁栄するためにこの世に誕生しています。なので、「明日の生命維持につながる状態」というものに悦や快を感じるようにできてるんですね。

で、人から認めてもらうことができたら、自分の行動が正しいとわかります。となると、認めてくれた人と同じレベルで生命を維持できると判断できるわけなんですね。(もちろんこれは、潜在意識レベルの話なんで、ぼくたちが「ああ、明日も生きれる」と意識しているわけじゃありません)

他にも、「仲間ができた」という感覚になって、より生命の担保ができたようにも感じることもあります。

なので、人間関係のキホンのキとして『褒めましょう』『労いましょう』といってるわけなんですね。

なんですが、この話をきいて多くの人は『結果のみを褒める』ことをしてしまうんです。

たとえば、先日小規模保育を複数運営している経営者さんと話をしたんですが、「ぼくは結構ほめるほうですよ。」ということを言ってたんですね。

褒める対象は子供たちじゃなくて従業員の方が主なんですが、「すごいね!たすかります」とか「その案いいね」とか「〇〇さんの気遣いは素晴らしいね!」といったニュアンスで褒めるみたいなんです。

たしかに、これは素晴らしいことです。だって多くの人は褒めることすらできませんからね。

その上で、もう一歩褒め効果を加速するためにやるべきことってのがあるんです。

それは、『結果を生み出したプロセスも褒める』というものです。

人はある程度感覚を掴んでくると、行動した結果がどうなるかなんてのがわかってくるようになります。そして、それにあわせて『結果を見た人がどんな反応をするか』というのも、ある程度予想がつくようになってくるんですね。

もちろん、『褒めてもらって当たり前』と思う人はすくないでしょう。ですが、心のどこかで『まあ、当然だよね』と抱えるようにもなるんです。

ですが、そこを一歩踏み込んで、どうやってその結果を出したのかという過程をきいてみるんです。その上で、「この部分でそのような判断ができるから、いつもいい結果を出してるんだね!」なんて褒めると、より深く喜びを感じるようになるんですね。

つまり、他の人とは違った『特別な褒め』をもらったように思うんです。

しかも『過程を褒める』というのは、絶対に相手が慣れることはありません。だって、過程というのはその都度ちがいますからね。生きた現場で必死の考えた証なんですよ。

まずは、結果を褒める。

その褒めを人が当たり前のように感じるようになってきたら、一歩踏み込んで『結果をだした過程を褒める』こと。

褒めるこっちとしても、メチャクチャ気持ちよくなりますんで、オススメです♪

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。