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「嫌なやつ」になるポイント
「こいつなんか嫌だなぁ」と思える人っていますか?
苦手な人だったり、生理的に合わなかったりなどと、「嫌だな」と思える要素はいろいろあると思います。
このように嫌なやつの定義は、人によって大きく違うと思うんですが、中には「人を欺くような人物」を嫌なやつと定義している人もいるかもしれません。
その証拠に先日、親が子供になってもらいたくない職業ランキングというのをみたんですが、そのなかに『営業職』というのがあったんですね。(1位はyoutuberだったんですが、そこは無視しますw)
たしかに一般的な営業職のイメージってのは、毎日足を棒にしながら歩いて、ペコペコ頭を下げながらあるいて、見知らぬ人にいきなり話しかけて冷たい言葉や態度をあびせられる、、、というようなものでしょう。
さらには、商品の説明を一生懸命やってるのに結局買ってもらえなかったりだとか(実際に自分が買わなかったことがよくあるとか)、欲しくもない商品の説明をされてゲンナリした経験があるだとかというのも、営業職に嫌気がさす原因になってるかもしれませんね。
たしかにこういうことをしている営業マンもいます。なので、「営業職になってもらいたくない」という親の気持ちはわかるものがあります。
それに、良いこと上手いことがたくさんかかれていて、さんざん悩んだ挙句信頼して買ったにもかかわらず、結局は粗悪品をつかまされたという経験をしている人もたくさんいると思います(ぼくも経験あります)。
こういった「欺かれた」という現実から、営業職になってもらいたくない。人から悪人あつかいしてもらいたくない。わざわざ辛い思いをしてもらいたくない。という親心がでてきたんじゃないかという線も考えられます。
ただ一方で、「欺かれた」からこそ助かることがあったりするのも事実です。
例えば、薬を飲むことを極端に嫌がる子供とかですね。一般的に小さな子供ってのは、薬を飲むのが苦手です。なんですが、いくら苦手だからといっても「じゃあ飲まなくていいよ」と言うわけにはいきません。
なので「お薬のんだら治るから飲もう」と声をかけると思うんです。
でも、厳密に言えば処方された薬を飲む=症状が治るというワケじゃありませんよね。あくまで医者も、医学知識や過去の経験から考えて処方しているだけですし、そもそも緩和される可能性があるだけで、「薬を飲めば完治する!」というものじゃありません。
結局、薬というのは、症状というブラックボックスに対して、ひとつずつ可能性があるものを試しているに過ぎないんです。
でもぼくたちは、それを過度に一般化させて「薬をのんだら治るよ」と言ったりしているわけですよね。納得いかないかもしれませんが、これは欺きといえば欺きです。
いや、無知だからこそ出てしまう悪意のない欺きでしょう。
こう考えると、欺きによって不快に感じるかどうかは信頼関係に集約されるんだと思うんです。つまり営業という仕事も、信頼関係次第で欺きと判断されることもあれば、親切な人と判断される場合もあるということです。
人に行動し続けてもらうには、必ず2段階があります。情報を与えてまずは「行動が必要だ」と思ってもらうこと。そして実際に行動してもらって「本当だ。継続しなきゃ。」と思ってもらうことの2段階です。
薬を飲ませることで言えば「薬に信頼性があることを伝える。そして実際に飲んで治ってもらうこと。」になります。営業で言えば「良さそうな商品と思ってもらうこと。そして実際に買っていい商品であることを実感してもらうこと。」になります。
このどちらかが欠けると、詐欺や嘘ということになります。
もちろん理不尽さもあると思うんですが、結局はこういうことなんですよね。
田辺輝恭
ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。