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アウトプット至上主義への警鐘

インプットよりアウトプットが大事という考えがあります。

というのも、インプットをしても結果は生まれない。結果や成果というのは、アウトプットすることではじめてついて来るものだからだ。という事実があるからです。

なので、アウトプットが大事という教えが浸透しています。(特に副業・起業を教えるビジネスをしている人が、そういった発信をしていますよね。)

ですがぼくは、アウトプット至上主義はちょっと危ないと思っています。

たしかに、アウトプットは大事です。ですが、そもそもアウトプットするほどの知識やスキルがない状態だったら、まずはインプットをするべきだと思うんですね。

例えば、自動車の整備をするとします。整備の知識や技術がたっぷりあるなら、いきなり整備をガンガンやってしまえばいいです。ですが、まだ経験が浅かったりチームでのプレイに慣れてなかったりするのであれば、まずは学ぶ方が先決です。

そんな状態でアウトプットに走っても、使い物にならないだけですので。

このように、自動車の整備だったら、インプットの大切さもよくわかると思います。ですが、こと情報発信になると、「とにかくアウトプットをやれ」という考えが先行してしまいがちなんですよね。

上達するにもアウトプットしないと始まらない。収入得たいならアウトプットをしろ。って感じで。

ですが、いくら情報発信といっても、なんでもかんでもアウトプットすればいいというわけではありません。ちゃんとやり方というのもありますし、グランドセオリーというのも存在します。

そういった本質・法則を無視してアウトプットしまくっても、知識もないのに自動車整備をするのと全く同じです。ケガ・事故をおこす元になるだけなんですよね。

なので、正しいやり方としては、まずはインプットをものすごい量で行う。だけど、そのインプットはアウトプットをする前提で知識・技術として蓄えていくということなんですね。

うちの自動車整備スタッフだって同じです。いくらやる気があっても、整備の知識もスキルもない状態だったら、まず任せることはありません。ですが、情報発信になるとなぜか知識もスキルもない状態で見切り発車をさせたがるんですよね。

たしかにアウトプットは大事なんですけど、やっぱり基本に戻ってインプットしていく姿勢も大事です。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。