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Origamiとメルカリのニュースから勝手にペイメント業界の将来を予測しました

2019年、群雄割拠の〇〇ペイでしたが、去年末くらいから徐々に乱立から統合・収束の流れが出てきました。

一つはLINE と PayPayです。ペイメント業界においては、かなりインパクトのある話だったかと思います。

そして、本日、Origamiのメルカリグループ参画のニュースが飛び込んできました。
https://jp.merpay.com/news/2020/01/origami/

このニュースは個人的には大した驚きはなく、まぁ、そうなるよね、といった印象です。

なぜこの動きになっているのか

現在、〇〇ペイについては、
ハイプサイクル上で言う反動期(幻滅期)に当たると思ってます。なので、統合に向かうのは当然の時期かなと思います。

なので、今から〇〇ペイへの新規参入は減るんではないかと思います。出切った感もありますし。

一応、ハイプサイクルの説明をしておくと、
主にIT関連の技術革新に対する認知や期待への時間軸における変化を図表化したものになります。

ステージは5つに分かれています。
1.黎明期
2.流行期
3.反動期(幻滅期)←イマココ
4.回復期
5.安定期

また、しばらくしたら回復期が訪れるので、少し形を変えて〇〇ペイなんかが登場し、一気に市場を奪うかもしれません。

Origamiはなぜメルペイに買われたのか

個人的な意見で言いますと、ビジネスモデルの崩壊だと思います。

決済手数料を下げ加盟店を取ってきたが、思うように利用者を増やせなかったことが原因なんじゃないかと思っています。

逆に決済手数料をしっかり取りつつ、サービス価値の差分を付けながら加盟店獲得とユーザー獲得を進めていき収益の基礎を固めていれば、今日のような結果にはなってないのかなと感じています。

それに加え、
決済手数料モデルだけでなく、金融サービスの展開が出来ていれば、なお盤石だったと思います。

そこが出来なかったため、今のビジネスモデルでは立ち行かなくなったと僕は結論づけました。

メルペイ側から見ると、Origamiはペイメントにおいて歴史のある会社なので、ノウハウや加盟店を取りに行く手間を省くためなのかなと、思っています。

ペイメントから金融サービスへ

お気づきのかたも多いかと思いますが、金融サービスは儲かります。

そのため、メルペイも「あと払い」という名称からスマート払いへと変更し、CMや広告に積極的に投資しユーザーのサービス利用への敷居を下げようとしているのではないかと思います。

一方、そもそも、資金力のあるPayPayなんかは、ソフトバンク得意の垂直立ち上げで大きな赤字を出しつつも、市場を席巻しました。これはこれで大成功だったと思いますが、今後はマネタイズのために金融サービスへのシームレスな移行が進んでいくと思っています。

全体的な流れとしては、決済手数料だけでは利幅が小さいため、金融サービスに流れ込んでいくということが予想されます。

今後どうなるか

〇〇ペイの再編は、続いていくと思います。
2019年あんなにあった〇〇ペイが3社くらいに絞られるのではないかと思います。
個人的には
PayPay、楽天ペイ、d払いあたりかと思います。

そして、それらのペイメントサービスはユーザーを自然な形で金融サービスへ流し込むために各社がいろいろな支払いサービスを展開してくると思います。

また、物理カードを使わない、レジを使わない、スマホも使わないといった「支払い」を意識しない支払い体験も同時に増えていくと思います。

支払い金額を把握するために家計簿アプリのニーズも高まっていくことが予想されます。よって家計簿アプリを展開している企業の買収もあるかと思います。

支払い体験を意識しない支払いが増えていくと、そうとうマメで家計簿アプリを更新していくような人じゃない限り、一定の人々は金銭感覚が鈍くなり身の丈に合わない支払いをしてしまうことになっていきます。すると金融サービスを利用することに抵抗がなくなっていき、金融業界は潤っていく。

それで儲かっている企業はその利益を原資とし、より高還元なサービスを展開するといった、賢い利用者には嬉しい時代が来ると思います。

ここまで、勝手な予測で書いてきました。

当たるか当たらないかは、その時が来ないとわかりませんが書いてて楽しかったので良しとします。

では、また。



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