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映画「漁港の肉子ちゃん」を見ました。

こんばんは。お疲れ様です。

今日はタイトルの通り「漁港の肉子ちゃん」と言う映画を見てきました。あのお笑い怪獣こと明石家さんまさんのプロデュースで、原作は「ふくわらい」「サラバ!」などの作品で、数々の賞を受賞している西加奈子さんです。

妻が西加奈子さんの小説が大好きで、もちろん「漁港に肉子ちゃん」の原作も家の本棚に並んでいました。表紙は見たけれど、ぼくは読んだことがありませんでした。たまたまつけたテレビで映画になると知り、「なんだか面白そうだ」と思っていましたが、結局忘れていました。

今日は妻に「何かしたいことはある?」と聞かれたので、「映画を見に行きたいな」と言いました。そこで近くの映画館のスケジュールをみたところ、「漁港の肉子ちゃん」を発見しました。「そうだ。この映画見たかったんだ」と思い出したので、さっそく見にいくことにしました。

変わったタイトルですが、主人公は喜久子ちゃんこと「きくりん」で、そのお母さんが「肉子ちゃん」です。お母さんの本当の名前は「菊子」。太っているからか「肉子ちゃん」ともじって呼ばれていました。あだ名も面白いのですが、親子で名前が同じと言うのも面白いです。名前の秘密は映画をみるとわかるので、興味があるひとは映画を観てください。

「肉子ちゃん」はとても明るくて個性的な人。でも、憎めない人でもあります。人生的にはなかなか苦労をしてきたタイプのようですが、住んでいる街の人たちの優しさや、娘の「きくりん」がよくお母さんのことを理解していることが伝わってきました。

人の絆を感じるし、人生も考えるような内容です。そして、「きくりん」が心と体が子どもから大人へ成長していく感覚。この頃はみんな自分が成長していることや、異性を意識するような年齢だったとぼく自身も思い出しました。

漁港へ辿り着くまでは、転々と暮らしが変わっていった肉子ちゃんときくりん親子。子どもの頃の引っ越しは、大人が思うよりかなり不安があるものです。ぼく自身も小学2年生の頃に、長崎へ引っ越した経験があります。きくりんの不安な気持ち、すごく共感しました。

そして、肉子ちゃん親子が住んでいる漁港は、ぼくが小2の頃に住んでいた長崎県の五島列島に似ていました。映画を見ながら、子どもの頃を思い出しました。同じような場所が、祖父母の家の前にあったからです。

海に漁船。その先には灯台。とてもそっくりな風景。ぼくは祖父母が亡くなってからいくことがなくなりましたが、また五島列島にいきたいなと思いました。

この映画は30代40代くらいの人におすすめの映画です。ぼくが子どもの頃くらいが舞台かな?と思いました。面白かったので原作も読んでみよう。

今日も読んでくれて、ありがとう。

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