田村 毅

精神科医。家族療法。東京学芸大学教授、港区広尾での自由診療を経て、2020年より群馬県…

田村 毅

精神科医。家族療法。東京学芸大学教授、港区広尾での自由診療を経て、2020年より群馬県高山村に妻と移住。「古民家家族療法」を実践している。

最近の記事

移住者ドキュメントの補足

まはさんが記事を書いてくれたんですよ。 先輩移住者ドキュメント(リンク) 60代でまさかの移住。リノベーションした古民家で心の診療所を開業 まはさんはプロですね。私へのインタビューを文献まで引用して上手に書いてくれました。まはさんから追加の質問もあったので、少し補足します。 移住タイプ:Iターン/Uターン 私を単体で捉えれば、東京生まれの東京育ちですらIターンです。 私と父親の二世代を繋げれば、群馬(四万温泉)→東京→群馬(高山村)というUターンになります。 薬を使わ

    • 古民家家族療法:まえがきと目次

      私が東京から群馬の高山村に移住して4年になる。私の治療を求めてここにやって来る人たちは、来るだけで心が癒されるばかりでなく、長年抱えてきた問題が不思議と氷解していく。それより対話する中で私自身の心が癒されていくのがよくわかる。いったいなぜなんだろう?  とりあえず私自身の体験に根ざした古民家・家族療法と名付けてみた。そして考えを深めていくうちに、これはアジア的な関係性に根差した愛着療法attachment therapyと考えるようになった。 古民家:私の安心の由来 高山

      • 人が集まる楽しみ

        noteの仕組みがわかっていないまま投稿しているのですが、 「スキのおしらせ」というメールが届くんですね。 〇〇さんがスキしました! 作品が読者に届いています! Facebookでは「いいね!」英語では「Like」 noteでは「スキ」なんですね。よりストレートな表現でドキッとします。 自分の書いたものが読まれている。「スキ」と言ってくれる。 自分の存在が人に認められている。 そういう感覚ですね。 古民家のリノベーションを始める前に、移住コーディネーターのさきちゃんが「古

        • 古民家の持つ力

          「ふるさと回帰支援センター」では地域別の移住相談フェアを開催していました。群馬県の相談会に行ってみると、各市町村のブースがありました。私の希望した地域は群馬県の北部です。前橋や高崎では都会すぎる。スキー場が近いところが良い。それでいて首都圏や他の地域からのアクセスが良い。前から草津温泉の近くに別荘を持っていました。そこだと他の地域から訪ねるにはちょっと遠すぎます。そう考えると、沼田市、渋川市、中之条町、水上町あたりになります。それらのブースを回り、様子を聞いていたら、前橋市の

        移住者ドキュメントの補足

          そもそもなぜ移住する気になったか?

          note初体験。 初めて投稿するので、どうなってるのかわからないのだけど、とにかくやってみます。 「夢を実現するため」とか 「理想の暮らしを目指して」とか よく移住する人は言いますが、私の場合はそんな前向きな気持ちではありません。 コロナ禍がきっかけでもありません。 今、コロナの影響で移住がよく語られるようになりましたが、コロナ禍が始まる少し前に移住しました。 2018年6月に有楽町の移住フェアに行き、 2019年の夏ころ、今の土地を購入しました。 2019年10月4日に「お

          そもそもなぜ移住する気になったか?