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【コーチが実践する強み発見法】強みは「怒り」の中にある

「自分の強みが知りたい。」
「自分にはもっと合った仕事がある気がする。」
「強みを活かして世の中に貢献したい。」
こんなふうに思ったことはありませんか?
これらのテーマ、コーチングでは「あるある」のテーマです。
今回は、コーチである私が、自ら実践している自分の強み発見法をお伝えいたします!

※一度読んだだけでは理解できない場合もあるかもしれません。
ぜひ、何度も読み返してみてください。

自分の中を探しても強みは見つからない


私は、コーチングセッションだけで、つまり、日常生活と切り離された、非日常的なコミュニケーションの中だけでイチから強み探しを始めても、強みは見つからないのではないかと考えています。
なぜなら、強み(その人の特徴や個性)は、他者(またはその集団としての社会)との関わりの中で、相対的に立ち現れるものだからです。

例えば、「足が速い」という個性があったとします。
もし、世界に存在するのがあなた一人だったとしたら、何をもって「速い」と言えるのでしょうか?

日常生活の中で、色んな人と一緒に走ってみたときに、いつも自分が先頭を走っている。
そんな経験を通して初めて「自分は足が速い」という理解が成立するのではないでしょうか。

つまり、強みを見つけたければ、日常生活を送る中にこそ、注意を払う必要があるのです。


強みは自分が認めたときに本当の強みになる

また、もう一点、強み探しにおいて注意しておくべき点があります。
それは、「強みは自分が認めたときに本当の強みになる」ということです。
言い換えると、武器は「武器だ」と認識しないと武器にならないということです。

例えば、あなたが暴漢に襲われそうになっているとします。
ビックリしたあなたは、腰を抜かしてへたり込んでしまいます。
そのとき、地面についた手の指先が、木の棒に触れました。
とっさにあなたは、その木の棒を握りしめ、無我夢中で振り回しました。
すると、暴漢は近寄れずに、あきらめて去っていきました。

ここでは、木の棒は初めから武器としてそこにあったわけではありません。
あなたがそれを武器として握りしめ、振り回したからこそ、武器になったのです。
つまり、あなた自身が自分の特徴や個性を「強み」として握りしめ、必死になって振り回して初めて、本当の強みとして機能し始めるのです。

強みを認めるには、自分で気づくこと


では、どうすれば、強みを認めることができるのでしょうか?
それは、自分で気づくことです。

他人から「ここがあなたの強みです。」と言われて、「そうなのか!」と素直に信じることができる人はそれでもいいです。
しかし、そういう人は少数だと思います。

自分で発見した強みだからこそ、信じてみようという気持ちになりやすいのです。
それには、ある程度の自己肯定感と仮説力(後述)が必要かもしれません。(逆に、ものすごく追いつめられると可能な場合もあります。)

強みに自分で気づくには?

繰り返しになりますが、強みは自分で認めたときに初めて強みとして機能し始めます。
そして、強みを自分で認めるためには、自分自身の手で強みを発見し、これが自分の強みだと仮定して、信じてみることが大切になります。
では、自分で強みを発見するためにはどうすればいいのでしょうか?

怒りに注目する

私がオススメする、強み発見方法は「怒り」に注目することです。
「怒り」を分析することで、自分の強みを発見できることがあるのです。

アンガーログのススメ

怒りの分析方法としては、アンガーログがあります。
ログという名のとおり、怒りを記録する(言語化する)のです。
記録(言語化)することによって、怒りを客観的に把握することができます。

怒りの背景にあるものは?

ログをつける中で、特に注目したいのが、怒りの背景にあるものです。
怒りの背景には、様々な要因があるのですが、強みの発見につながる怒りにはある特徴があります。

「これくらいできて当然じゃない!?」

強み発見につながる怒りの背景には、
「これくらいできて当然じゃいない?」
「なんでこんなこともできないの?」
と、周囲の不出来を責めるような気持ちが現れます。
このような気持ちが怒りの背景にあることに気づいたら、それは、周りの人が不出来なのではなく、あなたが周りの人より優れているからかもしれません。

うぬぼれる才能


「いやいや、そうは言っても世の中には自分よりもっとすごい人はいるし・・・」
そう思いますよね。
分かります。

確かに、上には上がいることは事実です。
しかし、今、その人たちとあなたを比較する合理的な理由はありません。
少なくとも、周囲の人たちよりも、ある部分において自分が秀でている。
その事実を、自分自身で素直に認めることが必要です。

そのためには、ある程度の自己肯定感、言い換えると「うぬぼれる才能」が必要になるのです。
もちろん、発見した強みが実際には強みではない可能性はあります。
しかし、それは、強みと信じて使ってみて初めて分かること。(棒を振り回した例を思い出してください。)
万が一強みではなかったとしても、元のあなたに戻るだけ。
ノーリスクです。

むしろ、「それは強みではなかった」という貴重なデータが積み上げられます。
その結果を踏まえて、また次の仮説を試せばいいのです。

まとめ

今回の話をまとめます。

  • 強みは日常生活の中で発見できる。

  • 強みは自分が認めたときに本当の強みになる。

  • 強みを認めるには、自分で気づくことが大切。

  • 強みに自分で気づくには、「怒り」に着目する。

  • 「なんでできないの?」という怒りは、自分が秀でている可能性がある。

  • 秀でている事実を認める「うぬぼれる才能」が必要。

  • 万が一違っていても、違ったというデータが積み上がるだけ。

自分発見コーチング

強みを認めるには、自己肯定感(うぬぼれる才能)が必要です。
自己肯定感について、私の経験から言えることは、「人は、自己肯定感が高い状態がデフォルト」ということです。
自己肯定感は、何かのきっかけで下がるもの。
その「障害」が取り除かれると、自然と上がってくるのです。

しかし、この障害はなんだかモヤモヤしていて、正体がよく分からない場合も多いです。
自分発見コーチングでは、傾聴、フォーカシングをベースにしたセッションで、クライアントが抱えるモヤモヤの言語化をサポートします。
正体が分かれば、おのずと対処法や進むべき方向が見えてきます。
継続してセッションを受けることで、自己理解が進み、強みも見つかりやすくなります。

初回無料!ぜひお気軽に、お試しください!
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