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INFJのライターに向いている部分って?

前回INFJについて書いて、長くなっちゃったのでライターと絡めた話は次回にします~って書きましたよね。

今日はその話です。

ライターと言うかフリーランスに向いている要素、ライターやフリーランスに限らず働くうえで向いている要素も入ってきますが、個人的にフリーランスでライターするうえでこういう性格で良かったなってことを挙げていきます。

もしかしたらそれはINFJ関係ないじゃんとか、それって別タイプの性質じゃない?みたいなのもあるかもですが、まあ私が受けた診断も結局はネットなので、そのへんはゆるく見てもらえたらなと思います。

そもそもINFJに向いてる仕事の特徴は?

そもそも、INFJにはどんな仕事が向いているのか。よく言われているのは次のような仕事です。

  • 人助けになる仕事

  • クリエイティブな仕事

  • 少人数で取組む仕事

  • 人に寄り添える仕事

たしかにこれは納得だなと思います。

あとこれ結構あるあるなんじゃないかと思うんですが、こういう性格診断とかしたら、絶対適職に「クリエイティブ系」とか「芸術家」とか出てくる。出てこなかった試しがないです。笑

ライターはこれらの特徴に当てはまる?

当てはまります。が…

う~ん。当てはまるとは思います。でも、一部は当てはまると実感するまでちょっと時間がかかるんじゃないでしょうか。

「少人数で取組む仕事」というのはまあわかりますよね。
フリーランスじゃなく正社員だったとしても、結局書くときは一人ですし。

寄り添うというのも、読者に寄り添うという点では該当します。

一方の「人助けになる」「クリエイティブ」という点。これは…最初はあんまり実感できないかもしれないですね。実際私も、ライター始めて「なんか思ってたのと違ったな」と感じたのは主にこの2点でした。

「人助けになる」は実感するまで時間がかかるかも

まず、「人助けになる」という点。それはそうです。ライターの仕事は(担当する分野や記事にもよりますが)人助けになります。

読者がわからないことや困っていることを解決できる記事を書いたり、それによって企業の売上や顧客増加を助けたり。まあ突き詰めればどんな仕事もそうなんですけどね。

でも、ライターとして頭ではそれを理解していても、本当に「実感」できるようになるまでには私は結構かかりましたね。

読者が記事を読んでる様子って直接見れるわけじゃないし、「役に立ちました!」みたいな感想だって別にもらえるわけじゃないんですよね。ブログとかコメントもらえるタイプの記事だったらまたちょっと違うとは思うんですが。

なのでCVR(その記事から会員登録などのアクションに繋がった割合)とかその記事に滞在していた時間とか、そういう数字から価値ある記事が書けたか、読者の役に立てたかを判断することになるんです。

ただ、私ド文系人間なのでそういう数字を見て頭では理解できても、心情的に「これだけの人の役に立ったんだ!」みたいな実感は全然得られなくて。

でもそういうのに慣れてくるとだんだんそういう数字を見て「ああ、役に立ったのかな」って感じられるようになってきました。

あとは、ライターとして役に立てる相手って、読者や企業(クライアント様)だけじゃないんだって気づいたのも大きかったかもしれないです。

ライターとして、編集者様の役にも立てるって気づいたんです。
クオリティの高い記事を書いて、エビデンスもきちんとわかりやすく提示して、当たり前ですがレギュレーション(単語表記や表現の決まり)もしっかり守って、修正が来たときは速やかに丁寧に対応して。

そうすれば、ちょっとは編集者様の仕事や苦労を減らせるのかなって。

まあ編集者様の方で対応して頂いている修正もあるとは思うのでどれくらいそういう点で役に立てているのか確かなことは言えないんですが、「エビデンスチェックすごく楽でした!」とか「珠子さんの記事、先方からの修正がダントツで少なかったです!」とか言われると、ああ役に立てたかなって嬉しくなりますね。

「クリエイティブ」も最初は実感できないかも

「クリエイティブな仕事がしたい」という気持ちでライターになる人も多いと思うんですけど、実際ライターの仕事がクリエイティブかと言われたら、特に最初は結構微妙だと思います。

これもどういう分野のどういう記事を書くのかで違ってくるとは思うんですけど、仕事として書く以上、多くの人に見てもらえるように、多くの人に対して行動を促せるように書かなきゃいけないわけじゃないですか。

そうなってくるとやっぱり自由に好きには書けないわけで、SEOやらレギュレーションやらPREP法やらいろんなものに縛られてくる。(このnoteは仕事ではないので完全に好き勝手書いてますが!)

結構、クリエイターと言うよりはオーダー通りに書く職人みたいな感じのほうが強いんですよね。
それは私も最初「意外と自由ないな~」って不満に思った部分だし、正社員ライターだった頃にライターなりたての子を指導したことがあるんですが、その子も同じことを言ってました。

でもこれも、経験重ねて余裕がでてくるとだんだん「クリエイティブ」な部分を見出だせるようになってきます。

たとえば記事の構成を考える時。
単純に方法論に従うとやっぱりあんまりクリエイティブが入り込む余地はないんですが、「他の記事との差別化のため何か一捻りする」ということができるようになってくると、これは結構クリエイティブだなと感じます。

もちろん完全に好き勝手して良いわけじゃないので、許される範囲内で、にはなりますが。

本文作成もそうです。
単に構成に従って書くだけだとオーダー通りに書くことになりますが、経験を積んでいろいろと学んでくると、「より読者に刺さる書き方は?」みたいな一捻りをする余裕が出てくる。

伝わるかわからないんですが、「目玉焼きが欲しい人のために卵を調理して目玉焼きにして提供する」というところから、「目玉焼きが欲しい人のために卵を調理して目玉焼きにして、さらにそこから塩をかけるのか醤油をかけるのか、はたまたぜんぜん違うものをかけるのか考えて、より美味しく提供する」みたいな感じになってきます。

クライアント様の商品やサービスに誘導するためのクロージングなんかライターとしてのクリエイティブ力が必要になります。

この部分にしてもセールスライティングとかそういうテクニカルな要素に縛られる面はもちろんあるんですけど、「決まりや法則、理論通りに書くことで精一杯」という段階をすぎれば、結構クリエイティブな面を感じることが増えると思います。

INFJがフリーランスライターに合ってると実感する理由

ここからは、私が個人的に「あ~INFJのこういう部分がフリーランスライターに合ってるんだろうな」と感じていることを挙げていきます。

冒頭でも言った通り、もしかしたら「それ別にINFJの話じゃないのでは…」みたいなのもあるかもですが…。

ペルソナ分析めっちゃ楽しい

まず、ペルソナ分析めっちゃ楽しいってことです。

記事を書く時、ペルソナを設定しますよね。で、INFJって人のことがわかるっていうじゃないですか。その能力がバシバシに活きている感じがあります。

もちろん仕事としてやることなので、ペルソナ設定にもちゃんと根拠が必要です。だから各種ツールを使ってクリック率やら流入ワードやら、滞在率やら何やら見ながら、知恵袋なんかも参考にしながらペルソナ設定をするんですが。

もう一歩深めるところでこのINFJの性質、使えるな~と思っています。

こう…ペルソナのことを結構リアルに立体的に想像というか読み取るというか。まあ、単なる思い込みや妄想になるといけないのでちゃんとデータと照らし合わせて、他人に根拠をもって説明できるところまで持っていったうえで記事に反映させることにはなるんですが。

相手に心を開かない性格がプラスに働く(激長文章になっちゃった)

INFJって他人に心を開きにくいっていうじゃないですか。これ私もバチバチに当てはまるんですよ。

で、心を開かない理由って、これはINFJの中でも色々あるとは思うんですけど私の場合は「どうせうまく説明できないし、その結果誤解されるだけだし」っていうのがあるんですね。

「そんなことないし分かるまで聞くから教えてよ!」と思う人もいるかもなんですが、なんかもう、今まで生きてきて基本そうなんです。別にひねくれてるとか拗ねてるとかじゃなくて、ただただ単純に「私の人生ってそういうもんなんです」「それが私の生き方なんです」みたいなところがあります。笑

ただね、「私あなたに心開いてません!」みたいな態度をとることは基本なくて。

なんなら(初対面とかだと特に)会話の中でちょっとした暴露(他人に迷惑かける系の暴露じゃないですよ)とかちっちゃいジョークとかを挟んでみたり、あえて微妙に変な言葉選びをしたりなんかして、なんかこう、心開いてる風にしちゃうんですよね。無意識なんですけどね。

この動画に出ているDさん。私はこの方ほど穏やかな喋り方ではないけど、何ていうか、笑いの取り方?とか言葉選びとか話の組み立て方とか、めっちゃわかる…って感じです。

なんか、私よくやっちゃうんですけど、自分のこと話さなきゃいけない時、「これくらいならまあ伝わるかな~」みたいなところだけを切り取って話すんですよね。伝わりやすいように身近な例で話したり、めっちゃ簡略化して話したり。

で、反応がいいと変なサービス精神が出てきてもっと盛り上げようとして、そしたら相手は面白がってくれるんですけど、内心「なんかズレてきたな…まいっか…」みたいになってくる。

このDさんもなんとなくそんな感じがするんですが私の勘違いでしょうか…。

あ~、で、めっちゃ話がそれちゃったんですけど、何が言いたいかって言うと、まあ人に本心見せないけどそれをカバーするように(?)振る舞ってしまう面もあって。この技術(?)が結構フリーランスのライターとして役立ってるなと思うわけです。

フリーランスでライターっていうとストレスなさそうとか思われがちですけど、本当はそんなこと全然ないんですよね。

めっちゃ忙しい時に修正入ってきたりまとまった時期に一気に仕事が入ってきたりして「うわあああ」ってなるときもあるし、普通に人間関係でストレス感じるときもあります。

やっぱり人間なので、誰が悪い何が悪いとかないんだけど、なんか虫の居所が悪い日だってある。(これ、INFJの「自分の気持ちがわからない」というのとも結構関連してる気がするんですけどね。なんか悲しいんだけど/元気でないんだけど、えっ私どうしちゃったんだろう、わかんないやみたいな。

で、こういう仕事だと関係者とは基本オンラインで文字ベースのやり取りをするんですけど、どうしてもそういう精神状態が文章に乗っちゃう人っているんですよね。

もしかしたらこれもINFJ的な性質で、私がそういうのを感じやすいだけかもなんですけど、正直そういう人もいます。なんとな~く文章がチクチクしてるというか。過去にはダイレクトにチクチクしてる人にも出くわしたことありますが。笑

でも、これはオンラインでもオフラインでもそうですけど、そういうのを表に出したところで良いことないじゃないですか。

いっときの感情でちょっとチクチクした感じを出してしまって、それで「この人仕事やりにくいな」って思われたら結局自分にとってマイナスだし、特にフリーランスなんてこの辺で信頼されなくなったら結構まずいんじゃないかと思います。

それよりは、そのとき自分の感情がどうであれ気持ちよく対応したほうが良いし、基本は「余裕綽々でしっかり対応しました!」みたいな感じのほうがかっこいい。

だから、チクチクしそうな時でも結構スッと切り替えて対応するようにしてるんですね。

この辺、仮面を被るじゃないですけど、そういう感じの性質が活きてるなと思います。

あとこれ重要な補足ですが、自分の気持を抑えて良い対応をしているからと言って、内心めっちゃ怒ってるとか苛ついてるとか、そういうのもないです。
抑えているのは一時的・瞬間的な感情で、あとになって「そんな感情的になることでもなかったな。冷静に対応してよかった」って思うことばっかりです。

相手に対してなにか悪いことを思ってるけどそれを抑えてる、みたいなのとはちょっと違うんですよね。
この人今日めっちゃチクチク言葉やん、みたいなのあっても、「まあ人間そういう日もあるよね~」みたいな感じで。

ただ、自分が他人にチクチク言葉を発するのは、それは違うだろって思ってるってだけの話です。

ひとりで仕事できる

これもめちゃくちゃ大事です。

やっぱり会社に出て働いてると、周りに人がいる環境になる。なんか色々気にしちゃうんですよね。

詳しく書くのは長くなるし控えますが、人間関係的なこと、音のこと、視線のこと…なんかいろいろ気疲れしちゃう。

新卒で入った会社はなんかみんなあっさりさっぱりしてて、優しさと合理性のある人が多かったので人間関係系で気になることは全然なくて、前回書いたようにやたらに人の悪意みたいなのを感じてしまっていた当時の私からしたら何だここの人たちは!と思うくらいとにかく気持ちいい環境だったんですけど、常に電話なったり誰かと誰かが会話してたり、音がすごい苦痛でした。

苦痛っていうのも、私の場合は「つらい…泣きたい…ぐすん」みたいな萎れる感じではないんですよね。多分傍から見たら結構ポーカーフェイスなんですけど、内心めっちゃ「静かにならないかな…めっちゃストレス…」みたいな。笑

欽ちゃんの仮装大賞の点数つけるやつあるじゃないですか。見た目普通なんだけど内面ではあんな感じで「無理度」が上がっていくみたいな感じです。

でも今は一人で仕事ができているので、そういう点でもフリーランスのライターって合ってるなって思います。

整理してわかりやすく書くのめっちゃ気持ちいい

最後です。整理してわかりやすく書くのめっちゃ気持ちいい!!!ってこと。

前回の話でも今回の話でもちょくちょく書いてますが、やっぱり自分の内面を余すことなく表現するのってめちゃくちゃ難しいんですよね。

だからいつもあんまり自分の内面について話さなかったり、話しても意識的に上澄みだけ・分かりやすい部分だけを選び取って話してて、それでもなんか途中からちょっとズレてきちゃう。

もう慣れましたけど、昔はそのスッキリしない感じが結構嫌というか、そういう部分に落胆したりしてました。

でも一方で、自分の内面ではない物事については「相手はここが一番気になるんじゃないか」「こういう風に伝えるとスッキリ腹落ちするんじゃないか」みたいなのを汲み取りながら説明できるんですよね。

もちろん私もまだまだ修行の身であって、わかりやすく説明できてる!と胸を張るのは禁物だと思ってます。

なんだけど、やっぱり自分自身のことをうまく説明できなくて消化不良というのがデフォルト・日常になっている身からすると、何かをきちんと説明しきれるっていうのはめちゃくちゃ気持ちよくて嬉しくて、なおかつそれで編集者様やクライアント様に褒めてもらえるとめちゃくちゃ嬉しくて。

なんかそこでバランス取れてるような感じはあります。

まとめ

今回は6,500文字くらいですね。前回より少ないです。

今回初めて自分の内面的なことを色々書いてきたんですが、やっぱり消化不良な部分はあるものの、思ってたより言語化してアウトプットできて、今、清々しい気持ちです。笑

今までも自分が思ってることとか書こうとしてはうまくいかなくてやめたこと、なんとか書き上げたけどうまく言語化できてないからめちゃくちゃ内容薄くてやめたことが何度も何度もあって。

今回はなんか、堰を切ったようにうわーーーっと書けて楽しかったです。読んでくださった方、ありがとうございました。


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