父と3姉妹

よくアスレチックにある、傾斜のある丸太の壁をロープで登って行く、あのやつ。ウチの娘が登りたくて順番待ちしてる。前に登っている女の子は一番上まで行ったけど、高くて怖くて身動き出来なくなって「怖いー」と泣いてる。その子のお父さんが「泣くな、大丈夫だから登れ、怖いなら降りてこい」みたいに怒った口調で言う。さらに女の子泣く。お父さんに掴まって降りてきた。[怖いよね、気が済むまで泣きなと、女の子にサイレントエンパシーを送りつつ、「上まで登ってたね」と声をかけた]
次はウチの娘の順番でスタスタ登って行った。女の子のお父さんに何年生ですか?と聞かれて、5歳です。と答えたら、女の子と同じ年だった。お父さんは女の子に「同じ年だって、お前の負けだ」と言った。女の子また号泣するも、また「泣くな」とお父さんに言われてた。お父さん、1人で3姉妹を連れて公園来るのだけで、いっぱいいっぱいで、余裕ないよね。元々スペースないから、泣かれたらもっとスペースなくて、焦って怒りとして現れるよね。女の子は真ん中っ子で、お姉ちゃんと妹がいる3姉妹らしい。お母さんらしき人は近くにいない。お姉ちゃんが女の子の肩に手をやって慰めてた。目が合ったお姉ちゃんにもサイレントエンパシーを送った。そのありのままでここにいて大丈夫だよってメッセージを込めた。

最初に泣くなって言った時から私の心がザワザワしてた。お前の負けだって言った時から、私まで痛みがあった。女の子にサイレントエンパシー送るので、今は精一杯だ。お父さんへはサイレントエンパシーすら送れない自分がいました。そんな私がいたな。残念さがあるな。
最初の時点でお父さん怖そうって解釈入ってしまって、ずっと怖いがあったな。怖いを押し込んでたな。怖いのに声をかけた自分に祝福。今度は怖いを味わってから声をかけたいな。

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