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雪山でのガイドにむけて

自然の中で、特に厳冬期はそれこそ生きるための厳しさが増しています。

まれにみる大雪の京都です。登山道入口にあるつららの大きさがこの冬を現していました。

今回は雪山ガイドの研修に参加しました。
まず軽めのストレッチとスノーシューについての扱い方を学びます。

このスノーシューの使用方法の説明が非常に大事で、お客さんと同行する時には念入りに使い方を教えるそうです。実際、ガイドがひとりひとりのトラブルに対応するのは難しく、各々が着脱して対応する必要があります。例えば悪天候の中、パーティー全員の足を止めて対応するのは非現実的です。扱い方を全員に理解してもらう必要がありました。

早速、実践しながら使い方を学び冬の原生林に入ります。

ギシギシとなる雪の音がより冬を際立たせます。
スノーシューの歩行は全員が難なく行えていました。

幸運なことに天気は晴れ、植物の葉痕と動物の足跡を探しながら歩きます。

この時期はシカ、タヌキ、キツネ、クマ、アライグマやアナグマなど他の季節に比べると限られた動物が生息することになります。

テンの足跡

川沿いを歩くと驚いた表情のシカが対岸にいたり、鳥のさえずりも雪の反響で普段よりよく聴こえている気がしていました。午後、全員でソリ滑りをして団結したあとにみた杉の風景にも感銘を受けました。

ほどよく間伐された杉の間から見える白色が美しく、しばらく立ち止まってこの光景を眺めていました。雪によって見え方が変わり幻想的な風景に見えました。

普段より一層澄んだ空気を味わいつつバックカントリーにも憧れをもちながら帰路に着きます。

そして戻るやいなや、全員でかまくらを作りました。

1時間ほどで流石のクオリティのかまくらができあがりました。夜には通路もライトアップして全員の協調性と創造性を高めていました。

宿に戻って夕食を取ったあとはPM論(Promote Maintenance)の講義で初日が終わりました。

何より、参加者が活き活きとしていたことが印象に残りました。ガイドを通して初めて会う方々との協調性とそのバランス、前向きな姿勢の大事さを学びました。
お互いの長所を伸ばしあえることは素晴らしいな、とこれからもその関係性を大事にしていこうと思います。

志が合う仲間たちとのちょっとした冒険はむかしの記憶を思い出させてくれました。

少し消極的になっていた最近の自分を振り返って、もう一度姿勢を正して進んでいこうと思います。

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