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Quest3から広がる世界

Quest3が発売になって、私のX(旧Twitter)のタイムラインも、その話がたくさん流れてきていました。その中でも、結構話題になっているのが、フルカラーなパススルー機能ではないでしょうか?

これなんなのかというと、Quest越しに見えるいつもの風景のことです。Quest2ではこれが、モノクロ表示だったのでゴーグルつけたまま、ジョイスティックはどこだっけ?とかものを探したり、PC側で操作したい時になんとかモノクロな背景を読み取って行う感じでした。なので、細かい操作はちょっとゴーグルをずらしてとなるのですが、この隙にQuest2は一旦画面が切れたりして、結構操作の手間があったのです。

でも、Quest3ではフルカラーとなったので、ゴーグルをしていないのと同じ状況でものが見えるようになったようです。
そして、これが何を意味するのかといえば、家庭用MRになるということなんです。

MRとは、複合実現(Mixed Reality)というもので、現実と仮想を複合的に扱えるというものですね。現実世界に仮想の物事を載せちゃうって感じ(この辺りの用語についてはこちらでまとめてた)

みた人もいるかとおもますが、タイムラインで流れてきていたのは、Quest3をつけて洗い物をしながら、Youtubeを見ている動画。

現実にはゴーグルをつけて洗い物をしているだけで、仮想側でYoutebeが表示されているので、台所の上にyoutubeが浮いているように見えています。

これ、MRの典型的な使い方なんだと思います。

あと、Clusterではお馴染みのアフロッティ先生も、自身の部屋をQuest3を使ってペイントしていました。

まだまだ、パススルーで新しいものごとが生まれそうな気配がしてきました。ARの世界だったら、アバターを入れた写真を撮るなんていうのがありましたが、こちらだったら動いているアバターと現実の融合とかできそう。そういうことに一歩近づいてきた様です。

ね〜、パススルーという技術がカラーになっただけでこれだけ世界が広がるんだから、今というお時代はとっても面白い時代なんだと思います。

ふと、思い返してみると、このパススルーのカラーはそんなに新しい技術ではなくて、私も2017年ごろに体験したことがありました。マイクロソフトのホロレンズという機械で、ただ、まだまだ3D関連の分野が黎明期だったので、1台あたり100万円以上するものだったと記憶しています。

こう考えると、Questはコンシュマー向けとしてのハード販売では大成功した部類になるんでしょうね。
一方で、本来はソフトで利益確保したかったのが、こちらはだいぶ苦戦しているみたい。まだまだ、一般の人が必要として購入する段階にはないということだと思います。

先ほどの、食器を洗いながらyoutubeや、街中をアバターと歩きながら(そのアバターがVR内のユーザーで、向こうもVRで現実の街中にいる様な感じを想定)といった使い方をするには、まだまだゴーグル型というのはハードルが高い様にも感じます。

Quest3は視野角も以前よりも広がっていて、より没入感が高まったという話も聞いていますが、こちらもゴーグルだから可能なこと。
でも、日常的に使うにはメガネ型やコンタクトレンズ型の方が進まないとと考えると、前々回書いたハイプラインで、あと5〜10年普及期に入るまでかかるというのもうなづける気がしますね。

私というアバターが行ける場所が、仮想空間だけだったのが、現実空間にも出られる様になっていくのは、夢がありますね。
仮想と現実の使い分けをどうやっていくのかなとかは、まだまだこれからなので、ほんと面白い時代に遭遇したなって思います〜

と、ここまで書いてきて、実はQuest3は買っていません。というかまだ買えない。でも書いているうちに、体験するために買わなくてはって思ってます😀

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