銃も怖いし、刀も怖いが、人間が一番怖い

トランプさんが撃たれた瞬間、わーっとシークレットサービス(あんな大っぴらな感じだからシークレットじゃないか)が覆いかぶさってるシーンを観ながら思うこと。

1  警備は厳重なんだろうけど、それは集まった国民のためではなさそうだ。(亡くなった方、重症を負われた方に心から合掌。)全く心の準備もないまま、命を奪われてしまう銃社会って、やっぱり怖い。

2  だけど、彼方から刀振り回して人を斬り倒しながら乱入してきた方が、たぶん被害は大きかった一方で、トランプさんにはかすり傷も負わせられなかったんだろうね。つまり、それも集まった国民が盾になるということで、やっぱり怖い。

3  選挙自体は言論をたたかわせるのであって、非暴力的ということになってるけど、その先にある政治はきっと誰かを殺す。それだけ、国民のやり場のない感情が渦巻いて、政治はそれを利用するけど、コントロールしきれない諸刃の剣を握ってるということなのかな...

あれがトランプ劇場で、トランプさんが仕組んだものだと、映画みたいなことを言う人もいるけど、人、死んでんだよね。屈強な人たちに覆いかぶさられて守られてるトランプさんのそばで、トランプさんに集中する聴衆の視線と大声の陰で、たぶんひっそり命の火が消えていったということに、思いを馳せる人が、今のところいなさそうなのも、やっぱり怖い。

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