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第17夜:数字のトリックオアトリート▲▲▼

こんにちは。保田未来です。

今日、暑かったね😅😅


レンタルシェア畑というものを最近契約しました。今後、自給自足が流行りそうな時代にもなってきそうなので、少し野菜を育てる勉強をしたいと思います。それらの記事はいずれまたどこかで。


【前回までのあらすじ】

一筋の光すら許さぬ闇が迫りくる


早速ですが、デマ大臣のお言葉を少しお借りします。

え、河野太郎大臣が、デマを言うわけ無いって、イヤだなー、ワクチンデマというブログを出したから、略して「デマ大臣」と言っているだけですよー、被害妄想は勘弁してー、まぁ、実際に被害に合っている人がいるんで、うだうだうるせえこと言っているな、って感じだけどー🤣🤣🤣



===引用部分===

mRNAワクチンは、基礎研究、動物実験、治験が省略されることなく実施され、リスクを上回る臨床的に意味のある有効性が確認されています。

===引用部分===


「リスクを上回る臨床的に意味のある有効性」とは何なのでしょうか?

リスクがデメリットを上回るから接種する( ・´ー・`)どやの人がたくさんいますが、リスクと有効性を正しく理解しているのでしょうか。


よく、こんなことを挙げている記事があります。

ちなみに、上記記事そのものは閲覧の価値は皆無です。理由は、中立的な発言がほとんど無く、デメリットを矮小なものにしているためです。

「忽那賢志」氏の記事にあるワクチンを打つ理由そのものが「デマ」と言いたくなるくらい、過大広告です。

参考程度に、この先生がいくら報奨金をもらっているかは以下サイトで検索可能です。

「忽那賢志」氏
謝礼受取サマリー
1,490,422円

2017年のものですが、上記金額だけもらっています。もちろん、コロナ禍で新型コロナワクチン接種の推進も行っていることから、昨年度や今年度はさらにもらっていることでしょう。

よく、こんな図があります。(この図だけ記事から拝借します)

03.ワクチンを接種するメリットとデメリット

※この図は今後も使います。

厚生労働省の以下ページから抜粋したこの図を元に少し考えてみたいです。

画像2



「自分の感染を防ぐ」「重症化を防ぐ」ことの根拠となる数値を各ページ(公的機関、製薬会社のプロトコル、ブリーフィングドキュメント)から紹介します。

※ちなみに、大前提として以下は国語と算数が分かる方を対象にしています。科学ガーの人には通用しない話題であることをご了承ください。




1. 新型コロナワクチンの有効性

はじめに、発症予防効果(有効性)は約95%と報告されています。

コミナティ筋注:95.0%、Covid-19 モデルナ筋注:94.1%

これの計算方法は厚生労働省の「有効性について」欄の以下の図に記載されています。

04.有効性計算(コミナティ)

05.有効性計算(モデルナ)

新型コロナウィルスの感染歴を無し/問わないを問わず、ワクチン接種群とプラセボ接種群の数値を当てはめると確かに95.0%程度の値になるため、有効率は高いと判断できます。


しかしながら、恐らく大半の人が上記数値だけを見て、有効性が高いと判断しているのではないか、というのがわたしの見解です。

100人中95人が感染しないと思ったら、もうそれでアウトです。ただ、もう少し注意深く見ている人であれば、そうとは思わないでしょうが、それでも高い有効性を持っていると勘違いしてしまうでしょう。


ここから先は算数になります。




2. ワクチン恩恵率(ウィルス感染率)

超有名な画像を転載します。もう、これを見たらからくりが分かります。(ただ、一応記事なので、わたしの言葉でも紹介しますね)

07.有効率95%は本当か

06.打った人と打っていない人との発症率の差

いや、これいる???←マジレス

確かに、コミナティ筋注の有効率95%はウソではありません。ただし、これの有効率を示せる大前提として、「そもそもの感染率」があげられます。

再度数字をおさらいします。以下はコミナティ筋注の数値です。

①ワクチン接種群
 解析対象:18,198人…A1、発症例数:8人…B1
②プラセボ接種群
 解析対象:18,325人…A2、発症例数:162人…B2

実は、プラセボ接種群においても、発症例数が解析対象と比較して、二桁以上も少ないことが分かります。

上記より、(B÷A)✕100(%)を計算すると、①は0.04%、②は0.88%となります。したがって、その効果は1%未満であり、効果はそこまで高くないことが言えます。


また、もう少しだけ違った見方をします。①と②の解析対象を分母、発症例数を分子としたワクチン恩恵率を考えます。

プラセボであったために172人も発症してしまった、ワクチンを接種したことで発症したのが8人に抑えられた、という見方であれば、上記をワクチン恩恵率と捉えるのは自然と考えます。

170÷36523✕100=0.47%となります。(100倍掛け忘れた数字ではありません。。)

したがって、ワクチン恩恵率は1%未満となります。

更に、恩恵率があれば非恩恵率ももちろん考えられます。これは、(100-0.47)=99.53%がワクチン非恩恵率となります。

よって、ほとんどが接種したところで、恩恵を受けられないことになります。(10000人接種して、47人がその恩恵を受けられる計算になります)


ただし、これだけをワクチンの有効性に対する反論材料とするのは実際危険です。

現在、世界人口は78億3563万2249人です。これを78億3563万人とします。

世界人口に対して、ワクチン接種によって恩恵を受ける人数(x)を考えると、

10000:47=783563*10^4:x ※10^4は10の4乗になるため、10000です。

になるため、

x=783563*47(人)

すなわち、36,827,461人は1クール(1期2回以上)の新型コロナワクチン接種によって、何らかの恩恵を受ける、といった計算になります。

1クールは4ヶ月から半年程度と考えられます。

したがって、年間3回接種、これを10年間続けるとなれば、

10億人以上は接種の恩恵が受けられる、という見方ができてしまうのです。


これだけ見ると数は多いようにも思えます。

ただし、有効率95%は上記の10億人(年間3回接種、10年間)はミクロな見方です。マクロ的な見方をすれば、効果は決して高いものとは言えないことが分かります。


どんなに専門家が有効率が高いだのなんか言ったとしても、公的資料から明らかになっている有効率は上記計算以外は見られません。

そのため、専門家の肩書でそれっぽく聞こえるが実は定性的な見方ではなく、実際の数値といった定量的な見方がかなり重要になってきます。

その裏に科学があろうが、色んな経験や知識があろうが関係ありません。まずは数字を見ることです。


数字を見なければ、数字のマジック(トリックオアトリートには気づけません)


タイトルが数字のトリックオアトリートであるため、数字の観点だけで考えたら本記事の執筆内容が終わってしまいますが、この数字の裏付けとなる観点をもう少しだけ紹介します。



3. 新型コロナウィルス発症の定義

以降のnoteでは、ファイザー社から出ているドキュメントも少し取り上げながら、記事にします。

今回、FDAからダウンロードできる以下のブリーフィング資料の内容を少し取り上げます。

表紙はこんな感じ。

08.ファイザーのブリーフィングドキュメント


FDAの意味をウィキペディアから抜粋します。

===抜粋===

アメリカ食品医薬品局(アメリカしょくひんいやくひんきょく、英語: Food and Drug Administration、略称: FDA)は、アメリカ合衆国保健福祉省(Department of Health and Human Services, HHS)配下の政府機関。連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を責務とする。

===抜粋===

ということで、FDAの資料は厚生労働省も参照すべき一次情報であるため、これらの内容はデマでも何でもありません!

この資料には、中々興味深いことが書いてあります。いくら、感染症の専門家が何を言おうが、副反応は軽微と言おうが、製薬会社が出している資料がウソとは思えません。(副反応を過小的な感じで書くことはあっても、わざわざでかく書くことはしないでしょう。イメージダウンに繋がるから)


Appendix 1. COVID-19 Case Definition

という付録資料を確認します。これは、Covid-19 という症例の定義を示しています。

コミナティ筋注の新型コロナ感染者についても、中央検査機関が定めた定義に従って、その症状を発症している人に対して、有効性を計算しています。

Covid-19 の症例とは、中央検査機関または地域の検査施設(許容できる検査方法を使用)でSARS-CoV-2陽性と判定され、以下のうち少なくとも1つが存在する場合に定義されました。

【症例の定義】
• 発熱
• 新しいまたは増加した咳
• 新たな息切れ、または増加した息切れ
• 悪寒
• 新しい、または増加した筋肉痛
• 新しい味覚や嗅覚の喪失
• 喉の痛み
• 下痢
• 嘔吐

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症状だけを見ると、従来の風邪症状と類似していることが分かります。

また、PCR検査がデタラメ検査であることは、色んな書籍やら記事にも載っています。

この記事が参照にしている一次情報(FDAの公式資料)として、面白い資料がありました。

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表紙はこんな感じ。

For Emergency Use Only(緊急使用のみ)って、書いてあるね…😅

この資料の36から41ページの制限事項に注目します。

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===原文===

Test performance can be affected because the epidemiology and clinical spectrum of infection caused by 2019-nCoV is not fully known. For example, clinicians and laboratories may not know the optimum types of specimens to collect, and, during the course of infection, when these
specimens are most likely to contain levels of viral RNA that can be readily detected.
Detection of viral RNA may not indicate the presence of infectious virus or that 2019-nCoV is the causative agent for clinical symptoms.

===原文===

これを、DeepL翻訳で翻訳した結果は以下となりました。

===DeepL翻訳結果===

2019-nCoVによる感染症の疫学や臨床スペクトラムが完全には解明されていないため、検査性能に影響が出る可能性があります。例えば、臨床医や検査室は、どのような種類の検体を採取するのが最適なのか、また、感染の過程において、これらの検体からいつウイルスRNAが検出される可能性が高いのかを知らないかもしれません。
例えば、臨床医や検査機関は、どのような種類の検体を採取すればよいのか、また、感染の過程において、これらの検体に検出可能なレベルのウイルスRNAが含まれている可能性が最も高い時期を知らないかもしれません。
ウイルスRNAの検出は、感染性ウイルスの存在や、2019-nCoVが臨床症状の原因物質であることを示すものではない。

===DeepL翻訳結果===


さて、勘のいいガキであるみなさんはあることに気づくかもしれません。

Covid-19 は従来の風邪症状と大体同じかつ、解析対象者のうちの発症例のうち別のウィルスに感染している可能性がある。

12.勘のいいガキは嫌いだよ


「Covid-19 の感染者、どこに行った?」


本noteでは、95%の有効性とその裏を取り上げました。

95%の有効性は明らかなメリットです。ただ、防げる症状が単なる風邪症状だとしたら、どうなるんでしょうか。

よく、メリットがリスクを上回るといいますが、メリットの裏を知って、初めてこのセリフを言うべきです。また、今後別記事でも取り上げますが、本当のリスクを色んな人が気づいていないまま、接種が進んでしまっています。これは非常に危険なことです。

医者ですらそれを無視する。この件に関しては、金に心を売ったヤブ医者が多いです。わたしの所属する企業の産業医にも上記の恩恵率を報告しましたが、メリットが上回るというバカの一つ覚えみたいなことしか言わず、挙げ句の果てにはそれを堂々と公言してしまいました。。
(あいつらマジ何なの、超許せないんだけど…)


目先の数字だけに囚われてはいけない。数字のトリックオアトリートには十分気をつけろ。


今回の考察ポイントは以下です。

【第17夜の考察ポイント】
・メリットがリスクを上回るというが、実際のメリットとは何か?
・有効率95%は100人中95%が感染しない、ということを意味しているのか?
・有効率95%の内訳は何なのだろうか?
・この有効率はどのような症状に対して有効なのか?


【次回予告】

それを選択した自分と選択しなかった自分を同時観測できない


次回

第18夜:排反事象のシュレディンガーの猫

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