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意味なんてなくても

物事の裏には意味があると思っていた。

けれど最近、絶対に意味づけが必要なことなんて少ないんだろうなと思う。
あなたにとっての青色と、私にとっての青色が違うかもしれない、そういう可能性と同じように。

目の前の風景を見て、わたしは美しいと思い、一方であなたも美しいと思う。

なぜ美しいか、それを語り尽したところで、最初にながれこんだ感覚は逃げていき、概念だけがさらさらとただよっていく。

でもその感覚を忘れたくないから、私は言葉に頼る。
言葉を紡ぎ、声に出し、人に伝える。

思いを共有したときに、ふたりの間にあたたかい流れがうまれる。
言葉ってそういうものなんだろう。

最後まで読んでいただき、うれしいです。 サポートをいただいたら、本か、ちょっといい飲みもの代に充てたいとおもいます。