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訪日インバウンド:2023年前半を振り返って


あっという間に回復したインバウンド

コロナ禍で止まっていたインバウンドが
予想以上の速さで回復しました。
京都の市バスは大変だと聞きます。
是非、本数を増やしていただきたいです。

2022年の6月10日の受け入れ再開時には、
動向が把握できる添乗員付きのパッケージのみに
限定。査証(ビザ)取得必須や2万人/日とする
入国者数上限
もあり、思ったほど伸びませんでした。

しかしながら2022年10月頃から飛躍的に回復し、
訪日客数は年間2千万人超のペースで推移、
2015年1,974万人を上回る水準です。

円安スイッチ

コロナでどこにも行けなかった外国人が反動で
大挙して日本に来るのも理解できますが、
もう一つの大きな要因が円安です。

アメリカなど金利上昇で物価高が続く国にとって
元々、安価な日本の製品やサービス
買われるのも当然です。
その国の通貨を持っているだけで得するの羨ましい。

航空会社の搭乗率が95%を超える

3月と4月は日本観光のハイシーズンとなります。
桜を見たい外国人は本当に多く、桜を見るために
3月に日本に来る人も多くいます。
4月はタイのお正月にも当たりますから
ホリディで来る人も多いです。

その時期、飛行機の搭乗率は連日95%
超える事もあったため、日本から海外に
行きたくても航空券が高値で推移。
コロナ禍以前の価格を知っている
日本人からすると割高で二の足を踏んでいる形でした。

とにかくどこでも人材不足

コロナ禍で旅行業界は一気に縮小しました。
事業縮小や閉鎖、倒産、それにともなう解雇、
異業種(多くはPCR検査やワクチン接種会場)
への派遣、転職など。
実際に転職後「良かった!」という声も
多いらしく。
旅行業は長らく超人気業界で、希望者も多く、
そのためかブラック要素が高く、業界全体の
低価格路線・薄利多売を下支えするために
やりがい搾取、サービス残業などが長きに
渡って横行していた業界です。
低賃金&長時間労働にはもう戻りたくない・・・
という方も多いようです。泣
私ももれなく搾取される側だったため、
その気持はよく分かります。
業界の膿が一気に出て、改善されることを
願います。
この話はこんな数行ではお伝えできないのでまた別の機会に♪

サービス供給側も真剣に考えるタイミングに

ホテルはGoToTravelやその流れを汲んだ
全国旅行支援から値上げが続いており、
ダイナミックプライシング*で強気です。
※需要に合わせて料金が変動するシステム

また専用車とドライバーも不足しています。
アジア特有のお土産物店がバスを手配する構造は
日本ではどう発展するんでしょうか。
安全運転が確保できる業務の推進が課題です。

日本の楽しみ方の多様化

リピーターも増え、杓子定規な日本の
楽しみ方から更に一歩踏み込んだ観光が
増えているように感じます。
またSNSを使い、最新の情報を
取り入れている方も多くいます。

ネットで見たこの画像の場所に行きたい!や、
この商品が買いたいんだ。どこで買える?
聞かれることも増えました。
新しい日本の魅力を発掘してもらえる
良い機会になると思います。

最後に

京都は早急に対策をして、京都市の観光業税収を
大幅に上げて
、日本の訪日モデルとなり
インバウンド全体をリードして欲しいです。

さて今日はこの辺で。See you next time!

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