タムラカイ|ラクガキライフコーチ

コンセプトデザイナー ・創造的キャリアを伝えるラクガキライフコーチ ・組織を前進させる突破系企画師 ・グラフィックカタリスト MyPurpose「世界の創造性のレベルを1つあげる」 カルチャー変革/自律型組織づくり/複業/越境/ファシリテーション/コネクティングドッツな水玉の人

タムラカイ|ラクガキライフコーチ

コンセプトデザイナー ・創造的キャリアを伝えるラクガキライフコーチ ・組織を前進させる突破系企画師 ・グラフィックカタリスト MyPurpose「世界の創造性のレベルを1つあげる」 カルチャー変革/自律型組織づくり/複業/越境/ファシリテーション/コネクティングドッツな水玉の人

マガジン

最近の記事

4つの未来を描くアプローチ:「B.A.C.K.」キャスティング

未来を考える際に役立つフレームワークの1つに「バックキャスティング」というものがあります。 バックキャスティングとはバックキャスティングとは、まず未来を思い描き、その未来に至るための道筋を逆算して考える方法です。私もさまざまな場でこの考え方を何度も紹介してきました。 これに対して、現在から積み上げて未来を考える「フォアキャスティング」という方法もありますが、フォアキャスティングでは予測可能な未来に帰結することが多い。そのため、あえて大胆な未来を描くバックキャスティングは、

    • Human-beingとHuman-becoming

      「人間にできて、AIにできないことは何か?」 こんな問いをメディアで見ない日はなくなったように感じる。 子どもから大人までたくさんの人間が考え、なんならそれをAIに聞いてみたりもして。 AIは驚くほどのスピードで進化している。すでに多くの業務や作業を効率化し、日常生活にも欠かせない存在になっている。 そんな中、いま現時点でAIとのやりとりに多くの人が感じる物足りなさは「無機質さ」だろうか。 すると、私たちは無意識のうちに、「感情」や「共感」を求めているのだろうか。 もち

      • 「やりたいこと」は「やってみたこと」の中にある

        「やりたいこと」が見つからない「やりたいことが見つからないんです。」 これは、私がよく相談されることの一つです。やっぱり若い人が多いでしょうか、趣味を見つけたいというのではなく、情熱を持って打ち込める何かや、仕事の意味での「やりたいこと」を探しているのだと思います。 その気持ちはよく分かるのです。かつての自分も同じように悩んだことがありますので。 当時、仲のいい友人に「俺の軸って一体何なんだろう?」と聞いては困らせていたことを思い出します。私も何かを見つけたくてもがいてい

        • 「ぬりえモード」と「ラクガキモード」

          小さい子どものころ、最初に手に取るのは白い紙とペン。 思いのまま、好きなものを自由に描く。 何も考えず、ただペンが動くままに。これがラクガキのはじまり。 少し大きくなると、今度はぬりえを手に入れる。 ヒーローやプリンセスの描かれた線画。 最初はそこにも自由に色をつけていく。はみ出しても、どんな色でもいい。 だけど、やがて「お手本と同じ」にしたくなる。 はみ出さないように気をつけながら、丁寧に色を塗る。 きれいに塗れた時、うれしい。完成して、楽しい。 ぬりえは素晴らしい

        マガジン

        • ラクガキライフコーチの創造的キャリア考
          5本
        • みんなの「偏愛マップ」vol.2
          11本
        • みんなの「偏愛マップ」
          52本
        • タムカイのnoteガチャ企画まとめ
          3本
        • noteガチャ企画のまとめ(有料版)
          6本
          ¥100

        記事

          創造的キャリアとは 〜あなた自身の価値観や美意識を活かした生き方〜

          先日の、「ラクガキコーチからラクガキライフコーチへ」という記事の中で、「創造的キャリア」という言葉について書きました。 この「創造的キャリア」とは、変化の激しい世界で、これまでの常識や職業観にしばられることなく個々の持ち味や情熱を活かし、新しいアイデアやアプローチを通じて成長していくキャリアのことです。 とはいえ、「創造性」や「アート」という言葉に対して、「自分とは縁がない」と感じてしまう方がいることを、これまでのラクガキ講座を開催してきてよく理解しています。 多くの人が

          創造的キャリアとは 〜あなた自身の価値観や美意識を活かした生き方〜

          「ゆたかさ」と「ゆたかみ」について考える

          数年前に親友との会話の中で出てきて以来、ずっと自分のテーマの1つとして残っている言葉がある、それが「ゆたかみ」だ。 「ありがたさ」と「ありがたみ」私達は「ありがたさ」と「ありがたみ」についてはよく話題にするけれど、「ゆたかさ」に対する「ゆたかみ」についてはあまり話さない。 というより、多くの人が「ゆたかみ」という言葉に対して若干の聞き慣れなさを感じるかもしれないし、そんな言葉があるのかな?とい疑問が浮かぶかもしれない、でも意味はなんとなく分かる、そんな不思議な言葉だろう。

          「ゆたかさ」と「ゆたかみ」について考える

          ラクガキコーチからラクガキライフコーチへ

          10年前に作った「ラクガキコーチ」という肩書き。 ずっと名乗り続けてきたけど、最近この名称を「ラクガキライフコーチ」にアップデートしようかなと思った。 ラクガキコーチとしての10年2014年に個人活動としてラクガキ講座を始めたとき、直感的につけた名前が「ハッピーラクガキライフ」だった。自分はもともと、「楽しく、楽に描く」から「ラクガキ」だと言い続けてきたので。 絵を描くことに肩肘を張らず、みんなが気軽にラクガキを使って自分を表現できたら、それってとてもステキなことじゃないか

          ラクガキコーチからラクガキライフコーチへ

          この先一生、これしか食べられないとしたら?

          先日家族で過ごしている時、なんとなくテレビがついていた。 ニュース終わりに「究極の選択!」みたいなバラエティ番組がダラリと始まり、その中で「この先一生、これしか食べられないとしたら?」というぬるめな質問に、若い男性アイドルが「オムライス!」「カレー!」と無邪気に好物をあげつらっていた。 本当にどうでもいいな…笑 とは思いながら、ふと隣にいた妻に問いかけてみた。 「これって、どこまでが“これ”なんだろうね?」と。 するとそれまでスマホを見ていた妻も視線をあげて「確かに…

          この先一生、これしか食べられないとしたら?

          後ろ向きって、そんなに悪いのかな

          何かに対して少し後ろ向きな態度の人たちがいると、「前向きになればいいのに」ってみんな思うし、一生懸命その人を前に引っ張ろうとする。 その気持ちはわかる、だって前向きなほうがいいって思うのが普通だから。 でもたまに、ふと思うんですよ。 「別に後ろ向きだからって、反対とか、ましてや妨害してるわけじゃないんだから、放っておいてもよくない?」と。 たとえば、何か大きなプロジェクトが進んでいて、みんなが「絶対いける!成功させよう!」って燃えている中で、「いやー、これうまくいくかな

          後ろ向きって、そんなに悪いのかな

          「好き」と「仕事」のお話

          友人のやっているYouTubeチャンネル「Gadgetouch /ガジェタッチ」にゲストとして呼んでいただきました。 一緒に登壇したむねさださん、パーソナリティーのリンクマンと弓月ひろみさんと僕は同い年、でもそれぞれのキャリアは全然違っていて、共通点と違いから楽しくお話させていただきました。 このYouTubeをはじめとしてフリーランス、あるいは自身の会社で仕事をしているリンクマンと弓月さん、会社員でありながら12年間毎日ブログを更新し続け会社とブログをきっちり分けている

          新しい相棒をお迎えした

          世の中がiPhone 16の購入報告で盛り上がる中、実に6年ぶりにMacを買い替えた。選んだのは、MacBook AirのM3モデル。 発売して数ヶ月経ってはいるが、なんとなく「今なのかもしれないな」と感じた。どこか心の中でタイミングを待っていたのかもしれない。 *** 3連休に大掃除をしていると、物置の奥から古いガジェットの空き箱が大量に出てきた。その中に、2011年に買ったMacBook Airの箱があった。 当時は、ちょうど個人ブログを始めて少し経った頃。 それ

          「脱力」と「重心」

          というわけで、無事に誕生日を迎えた。 45歳。 「まさか自分がそんな年になるなんて!」と月並みなことを思うけれど、おそらくこの先もずっと思うんだろうなと思う。 後輩に「まだまだ若いね!」と言う自分は、先輩から「まだまだ若いね!」と言われる。 ただ最近、同い年と飲んでいると「老害って言われないようにがんばろうな…」が合言葉になってきた。まあ、ちゃんと年は取っている。 さて、誕生日はいい振り返りの機会だ。 5年前のSNS投稿を遡ると、40歳になった自分は「これからは衰え

          好きなことを、好きな時に、好きなように

          「情報発信」とかいうと堅いけど、もっと気軽に思ったこととか感じたことを残しておきたい…なんて思う日々がぼんやりと続き、いくつかのきっかけが重なって「じゃあ、このnoteでやってみるか」と思い立って、ここまで書き始めてみた。 以前はブログで好きなことを好きなように書いてたし、今でもSNSではそれなりに投稿してるのに、なんだかこんな書き出しは久しぶりで、ちょっと緊張したりもして。 そんな中で大きなきっかけをくれたのが、友人のつっつーが書いてたこちらのnote記事。 「あ、な

          好きなことを、好きな時に、好きなように

          「働く」から「働きかける」へ 〜働き方を考えるカンファレンスの5年間とわたし〜

          2021年2月24日に開催された一般社団法人at Will Work主催「働き方を考えるカンファレンス2021」にて、「副業や兼業などの働き方の選択肢は変化したのか」というセッションでお話させてもらいました。 自分自身にとって「働き方を考えるカンファレンス」という、2017年に”5回限定”で始まり、2021年に終わったこのイベントがまさに自分の人生を大きく変えたと言っても過言ではないものなので、当日お話しした内容とともに個人的な振り返りを残しておきたいと思いました。 自分

          「働く」から「働きかける」へ 〜働き方を考えるカンファレンスの5年間とわたし〜

          わたしにとっての「デザイン」の定義と、そこから生まれた「Dexign」という言葉

          「デザインって、一体なんですか?」 そう聞かれて、あなたならどう答えますか? こんにちは、タムカイです。 普段は、そう見えないと言われつつ会社員として働いております。 むしろ、ラクガキの講座を開催したり、グラフィックレコーディングをしてみたり、複業メインのギルド型組織を作ったり、最近は組織変革に関わったり、一体何をやってる人かよく分からない(むしろ分かるのはいつも着てる水玉シャツだけ)と言われることの方が多いのですが、「あなたは何者であるか?」と問われて、コアにあるのは「

          わたしにとっての「デザイン」の定義と、そこから生まれた「Dexign」という言葉

          感情を描いて内省と対話をする技法〜 エモグラフィ&エモーションマップ

          自己紹介こんにちは、タムラカイと申します。 「世界の創造性のレベルを1つあげる」をミッションとして、対話の場や仕組みをデザインしたり、個人や組織に寄り添って未来へ進むためのお手伝いを仕事にしています。一部の人にとっては「グラレコの人」という印象が強いのですが、自分にとってはあくまで上記のための手段の一つという位置付けだったりします。 自分自身、普段は会社員として働きながら、個人としてラクガキコーチという肩書きでコミュニケーションのワークショップや研修を開催したり、グラフィ

          感情を描いて内省と対話をする技法〜 エモグラフィ&エモーションマップ