カッコいい感じで「インヴィジブル・デザイン」と呼んでみよう
デザイン事務所タイプフェイスの渡邊民人(ワタナベ・タミヒト)と申します。渡邊の邊は「自宀ハ方」のナベです。
街角のデザイン
今回は街角のデザインについて。
実は以前からご紹介したかったテーマなんです。
とはいえ、深淵なテーマでもあるので今回はさらっと。
街角には様々なデザインが溢れています。
まとめてグラフィックデザインといわれる、
ポスターや看板広告、デジタルサイネージや建築やプロダクトデザイン…etc
しかしながら、その中には街角にありながら見過ごされているデザインが数多くあります。
今回はそんなデザインたちを「インヴィジブル・デザイン」と呼んでしまおうという試みです。
正確に言うと「インヴィジブル=みえざる」(←インヴィジブルタッチ<神のみえざる手>なんていいますね)なので、完全にみえないものだと思うのですが…。
はい。カッコつけたかっただけです。
インヴィジブル・デザイン第1弾
そんなインヴィジブル・デザインの第1弾はこちら。
一見するとなにか分かりづらいのですが、
いわゆる工事現場の囲い(←有識者の方、正式名称教えてください)です。
最近の工事現場でよくみかけるようになったのですが、
これを発見したときには嘆息しました。
写真をよくみると囲いの角の部分が透明な板になっていますよね。
このクリアな部分があるお陰でブラインドサイドから
急になにかが飛び出してきて衝突事故…
みたいなシチュエーションを避けられるという具合です。
これぞデザイン!と思います。
考えついた人うれしかっただろうなーとも思います。
まだまだ改善できることってありますよね。
スタンダードのアップデートって大事だ
そうそう。
最近聞いた言葉で大切にしたい言葉に出会いました。
「スタンダードのアップデートが大事」
↑たしか関ジャム(という地上派のテレビ番組)です
今回の例も「スタンダードをアップデート」したものですよね。
しかと心に刻んでいかなければっ!
代表作の2作をご紹介
ということで今回の代表作を2作ご紹介。
北野武著「人生に期待するな」(扶桑社)です。
長生きはするものです。
北野武さんの本を手掛けることになるなんて。
装幀家っていい商売だなとつくづく思います。
ありがたや。
続いては、小柳はじめ著「鬼時短」(東洋経済新報社)。
かの悲劇的な事件から、上層部より厳命をうけた著者が会社全体の改革をなし、定着させるまでのメソッドが書かれています。
「時短すらできない会社、カッコ悪い!」っていうコピーが秀逸です。
さてさて今回はここまでです。
また来週火曜ぐらいにお会いしましょ〜!
わっしょい!
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