下品な権力者を援護してしまう大人達

小難しい理屈をこねくり回すまでもなく、政治家が異性の政治家の容姿に基づく冗談を、不特定多数の前で語る社会は、醜悪で下品で幼稚で低俗であり、その政治家は軽蔑されて当然だろう。

いや、同じ政党の男の政治家についても容姿に基づく冗談を言っていたから、女性差別ではないと考える人がいるようだが、それって女性だけじゃなく、男性にも性犯罪を犯したので、女性だけに性犯罪を犯したのではないいってるのと同じだと思うが。その犯罪者は女性への性犯罪を犯したんだろうし、麻生という政治家は女性政治家の容姿に基づく差別的冗談を言ったのだ。その時点で、紛れもなく女性差別でもある。

容姿なんか、政治家にとってどうでもいいと麻生は考えているからこそ、あえて容姿について冗談を言ったというなら、麻生の演説を聞きに行く聴衆はよほど、低俗、低能ということなのか? (そうなんだろう。そう思う

麻生は「俺は顔なんかで判断しない、正しい価値判断を持っているが、ここにいる聴衆は顔で政治家を判断するだろうから、あえて顔で判断する必要はないと、教えてあげた」ということか? それなら、麻生の話をありがたがって聞きにいく大人たちの、倫理レベル、人としての成熟度を表しているのかもしれない。

本当にどうでもいいなら、どうでもいいことを口に出す必要がそもそもない何度も失言するボケ政治家の本意なんて、当人でも実際わからんだろう。本人はこの手の不適切発言を繰り返してきたが、それでも常に許されてきたわけだから、どうせ本気で直す気なんてないだろう。

権力者に憧れ、その下品さ、低俗さを援護する輩がわんさかいるので、同じ過ちを平気で繰り返す

私の思うまともな大人は、政治家が政治家の容姿について、公の場でわざわざ口に出すこと、それ自体が不適切であり低俗と、考える人達だ。それがわからないやつはガキであって、真正面から下品な政治家だと批判できないなら無意識に麻生という権力者に媚びているだけであり、まともに何かを語るに値しない


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