立憲シャドーキャビネット改革案

もしも、立憲になるとこういうことが起こるという強いメッセージを発したいなら、実は国会議員を大臣にするのではなく、現国会議員でないが、すくなくとも自民党の政策とは違う考え方の、各界の専門家に、それぞれのテーマで、シャドーキャビネットの、トップをやってもらったほうがいいのではないか?

なんか、ようは名前を売りたいというか、各議員の後援会にがんばってますよと、実際なんら効果のない役職名を与えてるだけにしか思えんのよ。
私個人のイデオロギーは、偏ってるとして、別に大枠で自民党と変わらない考え方の人が、TOPの野党なんだからね。リベラルじゃなくて保守中道でしょ? リベラルと保守中道が団結したっていったら聞こえがいいけど、いつのまにか、保守中道に乗っ取られた感が、すごく強いんだよ。

できた当時から、左とか右とかいいたくないとか、言ってたんだが、枝野氏のときはバランスが取れてると感じていた。それが、すっかり保守中道=本来自民党にいても何の違和感もなく、ただ自民党内の権力争いで、勝ちきれず、野党で政権を取って、権力を取りたい人たちが、中心になってしまった気がするんだよね。

もっというと日本の権力階層とか、社会構造は、いじりたくないってことなんだと思う。本当の社会改革とかは、必要ないと思ってるはず。もちろん、皆平等とか、そんなの信じてないが。 日本の社会構造って(あるいは多くの先進国もだが)歪んでるでしょ?

そこに、民主主義的な方法を積み重ねて、変えていこうとか、全く思えないんだよ。保守中道とか言われちゃう党首さんにはね。だから、もともと一権力者の国葬という政府の決定そのものを疑問視するんじゃなくて、(仮に国民が賛成としても、其の危険性とか、本当に民主主義国家で、一政治家の国葬という、国を挙げての催事が必要なのか、それは、一種の神格化とか、全体主義的な発想じゃないのかとか、泉さんは考えれないと思うんだ。

ただ、自民党を批判できる材料にしてるだけじゃないの? 説明が納得できたら、行くかもしれないって人なんだから。国葬と聞いたら、まず権力者、政治家じゃないだろうな? それはやめたほうがいいぞ。と考えるリベラル思考とは、かなり遠いんだよ。私みたいに考える人が若い世代には少ないというのも当然だと思うんですよ。彼らは、戦後しか知らないから。いろんな犠牲があった上で、まがりなりにも民主主義が当たり前になった社会で、国葬っていうのは、彼らにとっては国を挙げてのイベントという程度の理解しかないと思うんだ。故人をみんなで見送る。素晴らしいことだとなるんだと思う。だが、そうやって政治家や権力者を一人だけ特別に国葬するという考え方が、いずれは安易な全体主義に走るという危険性を真正面から述べない。

お金がかかりすぎるからっていったら、そりゃお金持ちのひとは、あんな程度でと馬鹿にするだけでしょう。その人の金銭感覚がどうこういっても、なんだ、金のない人ほどけちくさいこと言うだけなんだなで終わっちゃう。

そもそも、(俺でも持ってるんだから)10億とか1億ぐらいっていう金銭感覚を持つ人と、一般国民の平均との乖離こそが、2極化された構造であり、そんな社会が本当に、彼ら持っている側の人ではなくて、普通の持ってない人たちにとって望ましいのか。それってやはりおかしいことなんじゃないのという、視点を感じないんですよ。(あ、勝ち組なんだ、仕方ない)で多分終わっちゃうんだろうね。だから、自分も勝ち組になろう。勝てばいいんだよ。お金儲けしたらいいんだよ。悔しかったら勝てばいい。競争社会だから。

ここに矛盾を感じるか、それって本当に正しいことなのか、ここがリベラルとそうでない人の分かれ目だと自分なんかは思っている。美しい国っていうのは、生まれながらの勝ち組とか、株など投機でギャンブルのごとく手にした人や、いろんな従業員をこき使った上で、会社バンザイと思わせるように、彼らに、会社の利益を上げる歯車になるべく、洗脳し、その御蔭でそれだけの財を気づいたということを自覚せず、自分の力でやりましたと多分思っている人たちにとって美しい国ってだけじゃないのか?

今の日本は美しい国ですか? それって憲法がどうこういう問題以前に、取り組まなきゃいけない社会的課題なんじゃないの? そんな国が、最高権力者(事実上の)である個人を、たった1つの前例で、まさしく今この時代に行う必要があるのかと。 それはやはり、勝ち組でない、普通組にとっては、危険なことなんじゃないの?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?