CLPへの変なエール

個人的に、どうもおかしいなと思っているのは「ブーメラン」がどうこうという話。 何か問題となる現象があった時、一般国民側からすれば、個々のの事象について「批判し」「援護し」「議論し」何らかの結論が出る。

「お前もやったじゃねーかよ、、ブーメランブーメラン」と騒いでいるのは、問題を解決したいのじゃなく、互いに責任逃れしたいだけ。

Dappiを語る時に、いちいちCLPがどうだと言う必要もなければ、CLPを語る時に、Dappiを持ち出す必要は、実際のところ全くない。どちらかを扱えば、どちらも扱わなければいけないとも、私は正直思わない。

だが、ほぼすべての政治的問題において、自分は政権側、権力側への批判こそが、意義のある政治批判だと、常に思っているし、政治的問題を考える時に、野党の問題を追いかけ回し、叩き続けることに、政権の応援以外の意味はあまり見出せない

あえてCLPについて考えたのは、過去のCLPを批判する以上に、今後について心配しながら期待しているからだ。

CLPで特に問題だったのは、立憲民主党(この場合、福山哲郎議員が独断で決めたということになっているようだが)が、名前を出さないまま、支援してしまったし、CLPのほうがそれを公表しなかったことだろう。

1500万(仮に2000万)をCLPに使うことの宣伝効果はともかく、メディアとしての独立性が疑問視されたのは当然である。間違いなく立憲民主党の宣伝メディアになっていたのだろう。

私は、立憲民主党では、菅、枝野、福山 という師弟関係というか、理念的にもかなり近いと思われる3人が、ずっと立憲民主党内の主流派であって欲しいと思っていたので、CLP問題で福山氏が出てきたことは、ものすごく残念だった。

福山氏は、ネットメディアが誘導され、必ずしも真実でない評価が下される怖さを嫌というほど知っているはずだ。だからこそ、立憲民主党はCLPを支援しようとしたのだが、それはやっぱり「フェア」ではないし、「道徳的」ではない。

フェアか、道徳的かというのは、常にリベラル側により強く求められる命題だ。野党の政治家や、発言力の有る知識人、言論人、ならば特にである。

 誰かがリベラルを標榜したり、今の政治は腐っている!と声を上げて立ち上がった瞬間、その人はもう覚悟しなければいけない。

少しでもアンフェアであれば、少しでも道徳的に疑問を持たれたら、少しでも政治活動のついでに「ちょっとぐらい贅沢したって」と思ったとしたら、「なんだ、お前も結局金じゃん?! 権力がほしいだけじゃん? 自分がいい暮らししたいだけじゃねーか!!」という批判を受け、信頼を失うのである。

リベラルは寛容であるべきだが、支持者は潔癖で有ってほしいと願うのだ。
しかも、いくら潔癖でも、それだけでは、政治家に向いていない。
潔癖さ + 判断力 + 政策立案力 + 実行力 + 寛容さ

おそらく、保守政治家より期待されていることは、ずっと多いのだ。
それでないと、政権を取り返したりはできないのである。そしてたぶんだが、それと同じことは「リベラル系メディア」にも求められる。

CLPのスタッフは、もしも、自分たちが放送を続けることで、「いい生活がしたい、、もっと収益あげたい、、」と、ちょっとでも思ったとしたら、
実際のところその瞬間に、CLPの価値は終わると考えた方がいい。

なにも、ブラック企業のように、働けと言っているんじゃない。最低限普通に暮らせる収入は当然必要だろうし、まぁ、いくらぐらいの給料が必要とか言わないけど、、「ちょっとでも贅沢したいから、注目集める番組作る」、あるいはCLPを通して得る利益から、制作側の賃金が増えれば増えるほど、あなたたちは、きっと「公共メディアから遠ざかっていく」

別に、汚いかっこして出てくれとか言ってるんじゃないですよ。注目を集めるほど、支援も増え、きっとお金もたくさん入ってくる
その時、「結局、金じゃん、、うっしっしっ、、」と、思った瞬間、あなたたちは、結局、数多くの収益目的 youtuberと変わらなくなるし、あなたたちの仕事も、やっぱり「マスゴミ」と言われるだろう。

贅沢とか、お金儲けしたいなら、CLP引き継いでから、考えたほうがいい。CLPやってるうちは、「こんな頑張ってるのに、、自分の生活は、、質素だよな、、」 ぐらいでないと、たぶん、、ダメ、、。

代表取締役 佐治 洋 氏と、 取締役工藤 剛史 氏は 特に、それを肝に銘じてほしい。

あと、あなた達を利用したい人は、どこにでもいるから、、気をつけてください。もう少し番組を追いかけてから、支援したいなと思っています。
頑張ってみょ、、、。

https://cl-p.jp/


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