韓国は日本のパートナー 3

 なので。だからこそ、私はかつてこの国の祖先が、大正12年の震災時に、自国内で行った偏見やデマ、風評に基づく(そして本当はただ怖かったという、臆病さからくる)虐殺事件で、被害者数は私も正直分からないが、確実に虐殺された、数百名から数千名と言われる在日韓国朝鮮人の方に、一人の人間としてただ瞳を閉じて、思いを馳せたい。祈りはしない。無神論なので。

数は実際の所、ほとんど問題では無いのである。だが私にとっては、ハマスのテロ行為における虐殺と何が違うのかと思える虐殺を、日本国内で一般国民が、当時朝鮮人(当時の呼称である)や共産主義者に行った、日本という国家の国民であるというのは、動かしがたい歴史の事実である。

たぶん、私達の先祖も、結局は怖かったのだと思う。自分たちが日常やっていたことが、いや、はっきり言うと、差別してきたことが、自分たちのほうが上だと思うことで、より大きな強いものへの不満をそらすために、キモチを紛らわしていたと、わかっていたからこそ、本当か嘘かわからないデマに踊らされたのだと、私は考えています。

ソレが彼らが犯した罪への言い訳になるとは思えないし、残虐行為を日本の国民の一部が行ったという歴史の事実を私は忘れないけど、その責任は私達の世代で終わりにして欲しい

記録は記録として、国の歴史として、そして同じ過ちを誰にも犯さないように事実を認め、しっかり伝えていくから、私達の後の世代は、日韓の一般国民が、互いにどのようなイデオロギーの政権であれ、できれば同じ民主主義国家(社会民主主義かも知れないが)として、二度と武器を持って争わないように。国民同士が暴力を振るわないように互いに友と思えるように、心の底から望んでいます。


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