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聴覚過敏と選挙

秋の寒い雨は堪える。雨音と風の音、低気圧なんかは弱い。

私は、発達障害から来る聴覚過敏がある。
鋭く大きな音は、体に刺さるように痛く感じる。人の怒鳴り声なんかは、自分が怒られていなくても、体の芯が固まってしまうい、恐怖心だけがぐるぐる頭の中でいっぱいになり辛くなってしまったりする
良い音楽を聴いたり、自分が好きな声質の人と話すと、すごく幸せになる。
そんなふうに日々、音と共生している感覚で生きている。
音が嫌いだし、音が大好き。

タイトルにもある通り、そんな私には選挙はなかなか辛い。
車の運転が出来ないので、雪が降るまでは自転車で行動する。
音が辛い時はデジタル耳栓などの保護具を耳につけるが、音楽を聴いてると思われたら嫌であまりつけないのと、耳栓をつけると微妙に平衡感覚が崩れてしまい危ないので
すぐとりだせる場所に入れてはいるが、走行中は基本的に付けない。

昔、自転車走行中 選挙カー2台と遭遇してしまった
驚いたのと いきなりの大きな音にバランスを崩して自転車がこげなくなり
自転車を抱き抱えるようにしながら泣きながら耳を塞いだ。
異変が見えたのか、片方の選挙カーは静かになった。選挙カーが去ってから フラフラしながら自転車を押して帰ったのを覚えている。

選挙や、政治に関心が無いわけでは決してない。
色々知りたいと思っているが、大きな音を出して叫ばれても 「情報」として受け取ることが出来ない。
なにかもうすこしどうにか出来ないだろうか。

昔、ねずみ~ランドに一度だけ行った時
すごくビックリしたのがスピーカーの質の良さだった。音はでかいんだけど、質が柔らかいから 苦痛にはならなかった。
こちらにある遊園地を大きくしたイメージだったから 全然違った。
地方遊園地のスピーカーの音質は、あまりいいものでは無いから、耳には負担にはなってしまう。
ねずみ~ランドぐらいの音質の良いスピーカーならまだマシだろうか。なんて考えたりもする。

こんな自分でも、できる限り情報を集めるし、選挙に行くから、どうかあまり選挙カーと遭遇しませんようにと願う私でした。

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