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歴史と文化息づく、クラフトのまち【富山県高岡市】

地方への移住を検討するにあたって、移住先の選定は一番大切ですよね。
「富山県」と一口に言っても、市町村によってその特色は様々。そこで15回にわたり、富山県内の市町村をご紹介していきます。

今回ご紹介するのは富山県高岡市
富山県の北西部に位置し、日本列島のほぼ真ん中にある人口約17万人の市です。石川県と隣接しており、金沢市までは新幹線でたったの14分という近さ。

それでは、高岡の魅力に迫っていきましょう。

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◎関東へも関西へもアクセス抜群

高岡市から北陸新幹線を使えば東京までたったの2時間20分。大阪までは新幹線と特急サンダーバードを乗り継いで約3時間で行くことができます。名古屋駅までも電車を使えば約3時間半、車では約3時間で着くんですよ。

関東へも関西へも中部圏へもいきやすい立地であることが、高岡市の魅力の一つです。

さらに石川県に隣接しているので、金沢へもアクセス抜群!新幹線に乗れば、たったの14分(新高岡駅から金沢駅)の近距離です。思い立った時に金沢にフラッとショッピングしに行ったり、兼六園21世紀美術館に出かけたりと、休日の楽しみ方も幅が広がります。

◎高岡銅器や高岡漆器ーー伝統産業のまち

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©︎高岡市

高岡市には、多くの伝統産業があります。
中でも高岡銅器高岡漆器が有名で、県外からの移住者の中にはこれらの技術に魅せられて移住を決め、職人になられた方々もいらっしゃいます。

奈良の大仏、鎌倉の大仏と並び日本三大大仏に数えられる「高岡大仏」も銅器製造技術を集結して作られました。作り上げるのに30年の歳月を要したそうです。総高15.85m、重量65tの大仏は圧巻です。

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©︎高岡市

これら高岡の伝統産業の良さを多くの方に知ってもらうための取り組みも増えてきました。

高岡市デザイン・工芸センターでは、伝統工芸を継承しながら、新しいクラフト製品の開発が行われています。

2017年にオープンした「山町ヴァレー」は、8つの蔵からなる高岡の新しい名スポット。飲食店やギャラリーが集まっています。

観光できた方も、ご近所さんも一緒になって交流できる場所として町に開かれています。ここでは、高岡のクラフトを実際に手にとって購入することができます。

「ものづくり」に興味がある方、是非一度高岡に足を運んでみてください。

◎万葉のふるさと

「万葉集」と聞くと奈良のイメージが強いですが、越中富山の歌も約300首歌われています。これは、万葉集の代表的歌人・大伴家持が越中の国守として現在の高岡市に赴任し、在任5年の間に多くの歌を読んだためです。

高岡では万葉研究が盛ん。高岡市万葉歴史館は、万葉集を研究テーマに据えた初めての研究施設です。

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©︎高岡市

毎年10月には、高岡市で「高岡万葉まつり」が開催されています。このおまつりでは、万葉集全20巻を2000人以上の方が3日間かけて歌い継ぎます。会場は高岡古城公園。幻想的な雰囲気の中で朗詠される万葉集は格別です。

国文学や歴史に興味がある方にとっても、高岡市は魅力ある場所ではないでしょうか。

◎国宝・重要伝統的建造物群保存地区…歴史ある街並み

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©︎高岡市

歴史的な建造物が残る街並みも、高岡の魅力の一つです。高岡の歴史に興味をもったり、美しい街並みで暮らすことに憧れたりして移住する方もいらっしゃいます。

高岡市内にある「瑞龍寺」は国宝に指定されています。加賀藩2代藩主である前田利長の菩提をとむらうために、3代藩主利常によって建立されました。

さらに高岡市内には、重要伝統的建造物群保存地区と呼ばれる地域が3つあります。その一つである山町筋(やまちょうすじ)は、商人の町。立派な土蔵造りの建物が並びます。

◎町屋リノベーー高岡で新しい挑戦

高岡駅から徒歩20分程のところにある、金屋町。ここは高岡鋳物発祥の地で、石畳と格子造りの町屋が並ぶ美しいまちです。前田利長が産業振興のために鋳物師(いもじ)を呼び集めたことで金屋町は栄えました。

近年、町屋をリノベーションし、新しい挑戦の拠点にされる方が増えてきました。

ブルワリー「Latticework BREWING Tap House」もその一つ。代表の大島紀明さんは神奈川県から移住され、クラフトビール作りを行っておられます。

茶寮「和香(にこか)」は、築140年の町屋をリノベーションして開店したお店。富山の食材をふんだんに使った本格的な日本料理を楽しめます。

ゲストハウス「金ノ三寸」は、高岡銅器のメーカーが作るゲストハウス。こちらでは町屋に泊まりながら、高岡銅器に触れることができます。高岡市への移住を検討している方は、町の雰囲気を感じるために宿泊してみては?

金屋町の町屋で新しい挑戦がしたいけれど、どうやって物件探しをしたら良いの?という方は、「金屋町元気プロジェクト」をチェックしてみてください。このプロジェクトでは、住居や店舗などを探す方と、空き家をマッチングしています。

◎高岡の子育てスポット

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高岡市古城公園©︎高岡市

高岡には、子連れで楽しめるスポットがたくさん。その一部をご紹介しましょう。

まずご紹介するのは高岡市古城公園。市街地のど真ん中にありながら、東京ドーム4.5個分という広大な面積です。前田利家が築いた高岡城跡であるこの公園では、松、かえで、けやきなど樹木が繁っており、豊かな自然に触れることができます。桜の名所としても有名なので、お花見にはぴったりですよ。

園内にはなんと入場料無料の動物園も。館内には授乳室やオムツ替えコーナーもあるので、小さいお子様と一緒でも安心して楽しめます。

市内には3つの子育て支援センターがあります。それぞれでイベントや教室が開催されています。同年代の子供たちと交流したり、子育てについて相談したり。一時預かりなどのサービスもあるので活用してみてください。

天候が悪くても遊べる場所って大事ですよね。
「オタヤ子ども広場」では子供ヨガ教室や紙芝居の読み聞かせなど、いろんなジャンルのイベントが開催されているほか、ボルダリングや木で作られたトンネルや平均台、県産木の積み木など子供たちが夢中になる遊具がいっぱいです。

雨晴海岸

©︎とやま観光推進機構

景色を楽しみたいなら、雨晴海岸がオススメ。
ここは海越しに3000メートル級の立山連峰を拝むことができる世界でも珍しいスポットです。

もちろん景色をみるだけでなく、海水浴場で泳ぐもよし、海辺を走るJR氷見線に乗るもよし、道の駅「雨晴」でスイーツを楽しむもよし。
いろいろな楽しみ方ができますよ。

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伝統と文化のまち・富山県高岡市。

ものづくりに関わりたい方、自然の中で子育てしたい方、歴史ある街並みに暮らしてみたい方に是非来ていただきたいまちです。

高岡市移住促進サイトはこちら


皆様と富山でお会いできるのを楽しみにしています。


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