健康とメンタルヘルスの狭間でもがく私たちへ

「日曜日の夜が憂鬱だ」「通勤・通学、帰宅の足取りが重い」――。

学校や職場の人間関係、仕事、あるいは自分自身に対する嫌悪が渦巻くからだは重い。大した悩みではないかもしれない。ちょっとした失敗を上司に報告しなければならないとか、嫌な仕事を振られて気が重いとか。

息苦しいけど、もっと辛い人はたくさんいる。

窮地に立たされて、いますぐにでも精神科医の助けが必要な人。からだが勝手にフリーズしてしまう人。発狂しそうな人。

自分はそこまでではない。精神疾患を患っているわけでもない。健康といえば健康だ。問題なく生きていけるはずだ。でも、つらい。なんとなく苦しい。もっと健やかに生きていきたい。

そんな心の叫びを押し込めて生きている人はたくさんいるのではないだろうか。世の中に自分は幸せだ、心が健やかだと笑顔で言い切れる人がどれくらいいるのだろうか。

そんなことを考える今日このごろだ。

調子がいいときは問題ない。でも、よっぽど達観していないかぎり、生きていれば、辛いことにも苦しいことにも悲しいことにも腹立たしいことにも直面する。

そんなふうに明日に怯えるとき、何かが心に引っかかっているとき、私は何ができるのか。考えてみたい。

🌻その1
とにかく書く。あるいは信頼できる人に話す。つまり、嫌なことや不安なことを自分の外に吐き出す。吐き出しつつ、言語化する。よく言われることだけど、不安は何がなんだか分からない状態のときがいちばん怖い。だから、まずは何が不安の要因なのかを認識すること。なぜそれを不安に感じるのか自覚すること。これが少しでも楽になるための最初のステップだと思う。

正直、書くことすら面倒だから、この作業はけっこうハードルが高い……。だけど、個人的にはこのnoteがとても好い。自己満だけど、誰かに向けて書く感じがいい気がする。

🌻その2
「これだけは大切にして生きていきたい」と自分が思うこと、自分が幸せに生きるために必須のことを考える。そのひとつだけは絶対守ると心に決める。もし思いつくなら自分が手放してもいいことも考える。

🌻その3
いちばん大切にしたいことを大切にしつつ、自分が対処できそうな不安要因を考える。そして、その不安要因を解消できそうなミッションを自分に課す。

「いくら瑣末なことでも面倒だーーー(泣)」というときは、じゃあどうすれば面倒くさがりの自分がそのミッションを達成できるのかを考えてみる。

でも、こういうときは考えること自体苦痛なんだよね。何も考えたくなかったりする。だから日々、「自分の取り扱い方法」を考えておくと、いざというときに救いになるんじゃないかと思っている。

たとえば私の場合は、自分ひとりじゃできないから誰かを巻き込む。信頼できる人に、これをやるって宣言するとか、一緒にやってもらうとか。
ひとりでいると、息抜きの時間とることも面倒になるから、あらかじめ人を誘うようにも心がけている。

あとは、自分ができる小さな目標を立てて、達成できたら自分を褒める。あるいは、たくさん目標を立てて、そのうち一個でも達成できたら自分を褒める。頑張るハードルを下げて、自分ができることを少しずつ増やす。そんなふうに、「こういうやり方だと無理なくできる」方法を考えてみる。

🌻その4
自分のミッションを達成するために試行錯誤する。「頑張る」というよりは、変化を生み出す。タイミング、言葉づかい、シチュエーション、着る服、声のトーン……そういう些細なことでいい。やり方をいろいろ変えてみて、うまくいくかいかないか試してみる。

これは悩んでいるのではない。ちょっと実験をしているのだ。ゲームの攻略方法を考えているのだ。そんな気持ちで、自分の行動を俯瞰してみる。

海で溺れそうになっているとき、どこに向かえば陸地に上がれるか分からぬ状態でもがくよりも、少しずつでも陸地に向かってもがいていくほうが気が楽だ。そして、せめて心だけでも幽体離脱してもがいている自分を外から眺めているほうが落ち着く。

とりあえず思いつくのはそんなところかなあ。
他にもみなさんの生き残り方法があれば教えてほしい。

(※その1からその4までプロセスを書いているけれど、実際にはどこから手をつけてみてもいいと思う)

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