「聲の形」:生きることを手伝って欲しい
めまぐるしく感情を揺さぶられる映画だった。
学校生活における人間関係構築があまり得意ではなかったし、反省も多々ある私にとって、心が重くなり、イライラするところもあった。ただ、登場人物それぞれのいろんな意見があって、考えさせられる作品だった。
最後に、将也が硝子に言うセリフがすごい。「生きることを手伝って欲しい」って、うまく言葉にできないけど、すごい言葉だ。
この作品は、小学校の授業で使ってみてほしい。自分の考え方や対人関係について、客観的に考えさせられるとてもよい題材になると思う。
子どものころは、他者の気持ちに対する想像力も鍛えられていないから、将也みたいに、あとから自分の言動を後悔することも多い。私にもそういう経験がある。(大人になってからもたくさんあるけど……。)
そういう意味でも、はやいうちにいろんな立場の人間の気持ちを考える機会があったほうがいいと思うし、自分もそういう機会がほしかった。
これ読むと、原作も読みたくなるなあ。
2019.8.16 鑑賞
花を買って生活に彩りを…