子どもたちに、「大人になったらいじめなんてなくなるからね」と言いたい
幡野広志さんの著書『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる』を読んだ。
34歳で多発性骨髄腫というガンになり、余命3年と診断を受けた写真家の幡野さん(35歳)が、2歳の息子に向けて自らの経験や学びを伝える本だ。
いちばんはじめの節の、「優しい子に育てるには、優しい親でいなくちゃいけない。」ということばが、最も腑に落ちた。これは私がずっと感じてきたことに近いことだったから。
他人に対して、理不尽に、あるいは自分の怒りをただぶつけるような怒りかたをする人が、だれかの「親」だ