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わがままについて

先日友人にLINEをしたあと、ふと自分に対して「わがままだなぁ」と思った。

何か駄々をこねるようなお願いをしたわけではないが、頼まれてもないのに一方的に「感想を言うね」と連絡したことを、自分勝手だなと思ったのだ。

同時に、わがままであれる関係性の人は、数少ないながら貴重だなとも思った。

ちょうどその日の帰り道に、「恋人に対する期待や要望」について考え事をしていた。耳に入ってくる恋バナのような会話を反芻しながら、「なぜ恋人に対してそんなに高い期待を寄せているのか」と考えていた。

たとえば、誕生日プレゼントに対する「もっとこうしてほしかった」。「誕生日には一緒に過ごすものだ」「自分のことだけを考えてほしい」云々。

「恋人という関係性になると、そこまで自分の望むことを相手に押し付けられるものなのか……!それはなぜなんだろう」と私は不思議に思っていた。

しかし一方で、私にも何人か、いつも自分勝手な欲求を率直に言える友人たちがいることに気づいた。

特段、相手に何かを求めているわけではないけれども、自分勝手に振る舞っても許してもらえるのではないかと、良くも悪くも安心感を持っている。もちろん、丁寧なコミュニケーションや相手の気持ちを慮ることも忘れてはならないけれど、わがままを言えるというのは、そうそう悪いことではないのかもしれない。

ただし、それがあくまでもわがままであることを自覚すること、自分の欲求を満たすために相手に何かを強制しないことは、どんな関係性の人であっても忘れてはならないとは思うけれど。


花を買って生活に彩りを…