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たぶんショートショート「非現実的願望の考察」

自転車に乗りたい。
これは現実的願望。

自動車に乗りたい。
これも現実的願望。

飛行機に乗りたい。
これも現実的願望といえる。

飛行機になりたい。
これは非現実的願望。

はたしてそうでしょうか?


人は飛行機になることは出来ないのか?

飛行機(ひこうき、英: airplane)とは、空中を飛行する機械である航空機のうち、前方への 推力を得て加速前進し、かつ、その前進移動と主翼によって発生する揚力で滑空および浮上するものを言う。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とWikipediaではあるが、こう記載されている。

要するに、「機械で翼があって前に進めて飛べることさえできれば飛行機」といえてしまうわけだ。

人間はハンググライダーを用いた飛行方法がある。
これにより。前述した「翼があって飛べる」部分は解消されるわけだ。
そして、人間であるため足を使って「前に進めて」という部分も解消されることになる。
残る飛行機になるための要素はたった1つ。
「機械」になる必要があるわけだ。

では機械とはなんなのか?

Webster's New International Dictionary(1951年)では、機械学上の広い意味では、歯車滑車車軸や心棒、ロープベルトカムばね密閉した液体等の機械的部分品を多少とも複雑化した結合体であって、ある予想された一定の方式でものを変化させるために設計されたものをいうとする。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

らしい。
これを都合よく要約すると
「部品を結合し、その部品が仕事をする」ことで機械の仲間入りいう訳だ。

私は過去に手を骨折している。
その時に、骨折部をネジで固定された。
これは「部品を結合し、その部品が仕事をする」を満たしていることになる。



さあ、どうでしょう。
今私はハンググライダーに乗りながら話していますが、飛行機とはいえないのでしょうか?



飛行機になりたい。
これは現実的願望。



※都合よく解釈したフィクションです。

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