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2021/2/17-18(木)本質を理解できない人たち


川淵三郎さんも橋本聖子さんもこんなのただのもらい事故だよなあお気の毒にと同情の思いでここ数日の流れを見てます。

失言した本人も周囲の応援団様たちも誰一人として騒がれている問題の本質を理解できず、なんでこんな些末なことでといういじけ精神ばかりが先に立ってのことでしょうか、世界を下に見ているかのような舐めた対応を取った結果がこれです。流れ弾くらってるお二方がほんとうにかわいそう。

リスク対応においては問題の所在を冷静かつ適切に特定した上で的確かつ迅速な初動対応を取ることがどれほど重要かを今回の五輪問題は教えてくれましたね。いやあ勉強になるなあ。

いつもの不用意で傲慢な失言がついにポリコレに触れちゃったというアホな話だったんだから誠心誠意謝ればよかっただけの話を、ここまででかくし取り返しのつかないことにしたの、マスコミの悪意のせいだと激怒している時点で大間違いですからね。こんなの初動対応のミス以外の何物でもないです。しかもその後の対応も全部間違ってるし。この期に及んでなおどうしたら過去にパワハラ暴露されちゃった人を選べるのさ。

日本には他に人材がいないのではなく「我々のお約束を理解できる物わかりのいい人材」が他にいないというだけの話で、そういうのやめて誰から見てもふさわしいと思えそうな人を透明性の高い形で今度こそ選出しましょうよという抗議側からのメッセージはまったく理解できてないようです。

日本を経済的にも精神的にも後退させた原因はいくつもあると思いますが、この根回し体質から脱却できないのも一因かもしれないなあと思わされます。

仲間で決めたことを邪魔されたくないだけなので、批判の内容を正しく吟味することもなく一律すべて攻撃だとしか考えられないし、悪意による攻撃を受けている私たちは一方的な被害者だと勘違いしているから、論点ずらしで応戦することしかできません。

この延焼、まだまだ続きそうですね。




武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。