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2021/6/26-27(日)影響力


このnoteは金曜日に書いたもの。これをアップする日曜日現在、状況がほとんど変わっていないのが健全な民主主義国家なのでしょう。なのに一国民としてだめだな私、何らかの影響力を期待してしまいます。そうならないよう配慮に配慮を重ねてのことのはずなのに。

いや、明治期以降に導入された西洋的民主主義システムがいうほど日本人の肌にあっていないだけで、古来から実は日本って民主主義、ただそのあり方が特殊&オカルティズムなだけなんだということなのかもしれないなと、ふと思う次第ではあります。

深入りするとややこしくなりそうなのと浅学なのがバレてしまうので(バカがバレるのは今に始まったことでもないけど)それはさておき。

真に多大なる影響力を有するお方というのは、かようなまでに配慮に配慮を重ね、言葉の強さの希釈につぐ希釈によってお気持ちを示されるのだなと、あらためてその奥ゆかしさに心を揺さぶられております。日本という国が、島国ということもあるけれど、2000年以上もの長き時を万世一系で貫いてこられた理由の一つがこれかと驚嘆するばかり。

一番強く尊いお方こそが紡がれるお言葉と伝達手段を最も慎重に選び抜き、下っ端の下っ端、大した力も持たない庶民たちこそがあーだこーだ思ったままのことを好き放題あからさまに言い合う社会。

影響力と発言量の反比例。

もし自分の言葉がなんでもかんでも即現実に反映されるような世の中だとしたら怖くて何も口にできなくなります。責任取れないもん。なにバカなこと言ってんだと聞き流してもらえる私たちマジ幸せマジ感謝。

だから私たち庶民は庶民で、お心が私たちとともにあるのだとわかるだけでよいのであり、自分たちの都合でそれ以上の場に引きずり出したり、ましてやそのお言葉を錦の御旗に掲げ己の正当性の拠り所としてはいけないのでしょう。逆説的ではあるのですけれど。

不思議な国だ、日本。




武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。