2021/12/15-16（木）勝ちと負けのこと

心の中のどろどろを、人様に見せられるレベルに加工して吐き出してしまいましょうかね。ああもうこうなったら年末の心の大掃除だ。

勝ち組と負け組。自分個人の問題として健全に楽しく生きるためにはそんなもん存在しないと割り切っておいたほうがいいんだけれど、人と関わる上で相手を傷つけない振る舞いをするには、だけどやっぱりあるんだよなあ、ということは認めないといけない気がするんです。

ちなみに勝ち組だからといって幸せや心の安定が保証されているわけでもなく、負け組だからこそむしろ自由で幸せだなんてことも多々ありましてね。

社会の中でやりたいことがやれていて、役割も明確に与えられていて、本人の中にも目指すものがはっきりしているし、そんな生き方を周囲も評価している。私の思う勝ち組ってのはそういう人たちです。

負け組ってのはその逆で、社会の中で自分が思っていたような役割を担えず、人生の行き止まりが見えてしまっていてあとはただ惰性で日々を過ごすような状態のこと。様々な理由により社会的に評価されるような人生プランから脱落してしまった人たち。

最後の最後まで勝ち組でい続けられるなんてこと、ほとんどないのだろうなと思います。そんな人はほんの一握り。ウルトラクイズだって勝者はたった一人、あとは敗者なんだよなあ。でもその勝者を待ち構えていた究極のご褒美が、えっ、そんななの、なんてこともざらにあって。

とっとと敗者になっちゃったほうが次のプランに移行できて結果的によっぽど幸せなこともあるし、だけど勝者ロードを走り続けることでしか見られない景色もあるし。

絶対的な幸福感と勝ち負けとの間にはいうほど相関ないと思っていて、どちらの人生を歩もうが、本人が自分の人生の良いところを受容できているか、他人の生き方もまた運命によるものだと思う優しさを持てるかどうか、たぶんそれだけなんだけれども。

心が弱っている時には、だめですねどうも。