Gen Tamayama

Photo printing director.

Gen Tamayama

Photo printing director.

最近の記事

書くと書いていたのに書いていませんでした。 三月は2つくらい記事上げたいと思います!

    • 仕事がめちゃくちゃ忙しいので投稿できずスミマセン。 ドドドっとプリントテクニックを披露するので、もう少々お待ちください!

      • 濃度は奥行きを与えてくれる(実践編1-全体と主体のバランス)

        今回は焼き込み+覆い焼きのトーンカーブで、最もシンプルな濃度調整の具体例を書いていきます。 序章で記載した通り、濃度をうまく調整できると写真に奥行きを与えることができます。主体は明るく、その他は抑えめといった感じです。 では、未調整の写真をご覧ください。 まずトーンカーブを1つのせ、全体調整を行います。コントラスト、全体の濃度はここでしっかり決めます。 プリントにするには暗く落ち過ぎているので、全体のトーンを明るくし、奥の曇りの立体感を出すため、ハイライトのコントラス

        • 濃度は奥行きを与えてくれる(序章)

          濃度はプリントに立体感を与える上で、とても重要な役割を担っています。 デジタルカメラ全盛期の現在は、おそらくほとんどの方が自身の作品をディスプレイ上で見ているかと思います。 バックライトに照らされたモニターは抜け感やコントラストが良い感じに映し出されていることでしょう。 ですが、プリントにしてみるとベッタリと奥行きのないものになってしまうことがあると思います。 その時に活躍するのが濃度です。 画家のレンブラントは、パースと濃度を巧みに駆使することによって作品に奥行き感を

        書くと書いていたのに書いていませんでした。 三月は2つくらい記事上げたいと思います!

        • 仕事がめちゃくちゃ忙しいので投稿できずスミマセン。 ドドドっとプリントテクニックを披露するので、もう少々お待ちください!

        • 濃度は奥行きを与えてくれる(実践編1-全体と主体のバランス)

        • 濃度は奥行きを与えてくれる(序章)

          全てはコントラストから(実例編)

          前回の続きです。 今回は実際の作例を見せながら説明したいと思います。 まず元画像です。 この写真のポイントは、空(雲)と海の光の対比です。 コントラストは強めに設定すると力強さが出ますが、細かなディティール感を殺さないようにすることが大切です。 それではトーンカーブのトップとボトムを調整してみます。 まず元画像のままプリントするとシャドー部は完全に死んでしまいます。 元々シャドー部がかなり強い黒の場合は、ちょっと心配になるくらいシャドーのコントラストを緩めてやるとプリン

          全てはコントラストから(実例編)

          全てはコントラストから(序章)

          僕が写真の調整を行う時、必ず決めている調整順があります。 まずはコントラストを決めること。 コントラストをきちんと決められていない状態で色と濃度を調整することはとても危険です。 なぜなら、コントラストが決まっていないのに色を調整してしまうと、色、コントラスト、色、濃度、色のように調整が行ったり来たりしてしまい、結局何がしたかったのか、本質を見失ってしまう可能性が高いからです。 逆に言えば、コントラストがしっかり決まっている写真は多少色が転んでいても説得力があります。 それ

          全てはコントラストから(序章)

          私の経歴

          自己紹介を兼ねて、僕の経歴を書いてみました。 本当は音大に入ろうと思っていたのですが、色々な問題があり、たまたま日芸の写真学科に入学したのが写真との出会いでした。 大学3年までろくに授業も出ませんでしたが、たまたま本屋で荒木経惟さんの写真集を見たことから写真に興味を持つようになりました。 なんでもアナログなものが好きだった性分からフィルムで写真を撮るようになり、自ずと暗室に入ってプリントするようになります。 大学卒業後はふらふら風来坊のように生きていましたが、このままで

          私の経歴

          はじめまして

          はじめまして、タマヤマといいます。 僕は24歳くらいから写真のプリントを作る仕事(通称プリンターといいます)を始めて、今年で33歳になるので、かれこれ9年間同じ仕事を続けています。 今の肩書きは『プリンティングディレクター』と言い、プリント制作に加えて展示のディレクションも行うようになりました。 今まで様々な写真家の方とお仕事を共にし、何百枚、何千枚とプリントを作ってきました。 来年で10年の節目となるので、せっかくだからphotoshop上でのプリントテクニックを書いてい

          はじめまして