世界はまだまだ面白い！#136 金メダル

7月26日開催のパリオリンピック代表選手が次々に決まっています。毎回そうですが、マスコミは始まる前から「金メダル」、「金メダル」と騒ぎ過ぎます。視聴者ものせられて金メダルを期待します。結果、金メダルが取れないと、落胆して、「銀メダル」でも残念がったりします。もっと、可愛そうなのは、漸く、オリンピックに出場できる権利を得た選手です。無理やり、金メダルを狙うと言わされて、その重圧と戦わねばなりません。優しく見守って応援してあげましょう。サラリーマンでも、来月は売り上げトップだ！と毎月ノルマを上げられて、尻を引っぱ叩かれるのは大変ですよ、本当に。

そういえば、シドニーオリンピックが開催された2000年に、家族でシドニーに駐在していた私は、会場のホームブッシュベイにも近く、毎日テレビでオリンピックが応援できると思っていたら、オーストラリア選手の出る番組ばかりで日本人選手の活躍は、ほとんど観れませんでした（当たり前か(笑)）

せっかくだからと、女子マラソンの応援に家族全員で行ったことがあります。オーストラリアでは期待の選手がいない事もあって、メインスタジアムは、がらがらで、チケットも激安でした。でも、マラソンは沿道で応援するものですね。メインスタジアムは、当たり前ですが「ゴール」な訳で、約2時間半の間、会場のビッグスクリーンを観て座っているだけですから。。

そうしたら、スクリーンに映っているのは、何と「高橋尚子選手」じゃありませんか！勝つぞ、勝つぞとドキドキしていたら、スクリーンにゴール会場が映りこんで、ご本人が走って目の前に現れました！見事、「金メダル」を獲得されて、大きな「日の丸」を掲げてウィニングランをしてくれました。これは、感動でした。シドニーでは、事前に何の情報もありませんでしたからびっくりです。その後、高橋選手と小出監督を囲んで、日本人会で祝賀会が開かれて、直接お話が出来ました。こういう金メダルは良いですね。