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過剰グルーミングに悩む日々
去年、コロナ禍の真っ只中、私のもとに猫がやってきた。
まさか自分が猫を飼う日が来るとは本当に夢にも思ってなかったよ。
しかも2匹いっぺんに。
私、動物とか子供とか苦手で。苦手というのは違うかな、どう扱っていいかわからないから近づきたくなかった。
かわいい~~~♡♡とかアピールするような女子でもなかった。
そんな私が猫を飼うはめになるとはね・・・。
それがね、猫どもめちゃくそかわいい。びっくりするほどかわいい。
2人子供を産んでも赤ちゃん言葉なんて使わなかったこの私が
猫に対しては「あら~~~どちたの?おいしいの?」とか言っちゃって本当にひどい。
そんな我が家の猫は2歳女の子もち(仮名)と1歳男の子すけ(仮名)。
その2歳女の子もちの話。
我が家にやってきたときからもちは毛づくろいが長かったし激しかった。以前からずっとそうだったみたいだし、テレビでも女の子は毛づくろいが長いと言っていたので、気にしていなかった。
12月のある日、足に赤いただれた感じを見つけて、けんかしたのかな?病院行こうかなと思っているうちに目立たなくなった。
それからあれ?今度はこっち。今度はこっちという感じで赤い部分が移動していたのが気にはなってた。
年が明けて1月気づいたらお腹全体が赤く、ところどころ血が滲んでいる状態。
慌てて病院に駆け込んだ。
薬をもらって、エリザベスカラーをつけられ帰ってきた。
ステロイドと抗生物質。
娘がアトピーで眠れず血だらけで病院通いのつらかった日々を思い出した。
傷口は舐められないから2週間もすればきれいになった。
かゆみは・・・とまらない。
カラーを器用にはめ込んで、気づくと膝を執拗に舐め、かじり、血をにじませていた。
カラーを変えた。動きやすいように柔らかいカラーにした。長さが足りなくてクリアホルダーを足して改造した。
服を買った。サイズ違いで買ったりして極力過ごしやすいものを探した。それでも少し出ている足先手先をがじがじ集中してしまうし、動きづらくてケージの3段から落ちてしまった(キャッチしました)
カラーを外すと反動からかずっと舐めてかじる・・・。カラーを外さなくてもなんとかどこかを舐めようと必死。諦めるとカラーをひたすら舐めている・・・。それかゆみと関係ない・・・。
過剰グルーミングが収まらない。動物病院の先生と途方に暮れた。ステロイドは長く使うと副作用が出てしまう。
アレルギー検査をすすめられたけど、なんか違和感がぬぐえない。かゆくて掻いているように思えないと先生に伝えた。
じゃ、それを確かめる意味でも、あと1週間ステロイドを倍量にして使ってみようと。
今までの倍量のステロイドを飲ませて、5日後、カラーを外して様子をみると、やっぱり変わらず搔きむしる。カラーをつけていても変わらず、掻く真似をしたり、カラーを執拗に舐めていたから、案の定といえば案の定。
そして昨日一晩考えた。
これはストレスなんじゃないか。環境が変わって、今まで生まれてずっといた家も離れて大好きなお母さん(うちの娘)もいなくなり、家族が変わり、もう1人の猫すけとの関係も含めて変化があり、もともと過敏なもちは耐えられなかったんじゃないか。
だとしたら、カラーして制限するのは余計ストレス。
今の環境で、今の家族でストレスを感じてしまっているのなら、なんとかして少しでも減らしてあげたい。
長期戦でカラー外して普通に生活して、ストレスを減らすべく努力して、優先させて遊んであげて、過剰グルーミングをなんとかしよう。皮膚を搔き壊してしまったらその都度皮膚が治る間だけエリザベスカラーして抗生物質飲んで。治ったらまた元の生活をさせてあげよう。
今日、病院へ連れていって、私の考えを先生に伝えた。抗ヒスタミン剤だけは続け、しばらくそれで様子を見ましょうと理解してくれた。
帰ってきてカラーを外した。
舐めていたのは予想通り。でも一通り舐めたら落ち着いていた。
何とか乗り越えてほしいな。そしてゆっくりストレスなく家で毎日を過ごしてほしい。
今、また私の足によりかかりながらグルーミング始めた。
祈るようなちょっと胸が苦しい気持ちで過ごす。そろそろやめたら?もういいんじゃない?ざわざわしながら見守る。
お母さん、腹くくってがんばるよ。
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