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#008 カケラ宝石写真部に参加してみました

noteを始めて以降プログラミング回に時間を掛け過ぎたので、少し気軽にカメラ撮影についてまとめてみたいと思います。
今回は「カケラ宝石写真部」の話題を中心に記事を書いてみます。

カケラ宝石写真部とは

デザインアトリエkakeraさんが主催する宝石写真コンテストです。
kakeraさんのサロンに入会して、1,500円・3,000円・10,000円のコースを選ぶと、それぞれのコース毎に宝石が届きます。
届いた宝石を撮影してSNSに投稿します。
グランプリから銀賞に入ると、景品として素敵な宝石が贈られてきます。
詳細は下記の公式ページをご確認ください。

カケラ宝石写真部 https://community.camp-fire.jp/projects/view/457903

TaMaは第1回から参加をしていて、第1回はグランプリ、そして今回の第3回は金賞を受賞させていただきました(*'▽')ペコリ
第3回の金賞は「レッドベリル」が景品でした。kakeraさんで宝石を購入すると封筒で届くことが多いのですが、今回は箱で届いたので貴重な宝石ではとドキドキしました。
第3回投稿作品と景品を載せてみます。

第3回金賞の景品

宝石撮影について

私たち夫婦はもともと写真撮影が趣味で、撮影旅行に出かけることもしばしばだったのですが、小物や宝石撮影はあまり詳しくありません。
宝石を撮るにあたって気を付けていることをいくつか書いてみます。
プロの意見ではないので気軽に受け取ってください。
もっといい撮り方があるよという場合にはコメントで教えていただけるとうれしいです📷

(1) 撮影方法

宝石は撮影の仕方で表情が変わることが多く、とくにピントの位置で変わってきます。手前のクラウン部にピントを合わせた場合と、奥のパビリオン部に合わせた場合の写真を載せてみます。(両方に合わせたのも撮影しましたが、奥に合わせた場合と縁くらいしか差がでなかったので今回は載せません💦)

手前にピントを合わせた場合
奥にピントを合わせた場合

(2) 撮影機材

撮影機材については基本的にミラーレスを使っています。一眼レフはフィルム時代のしかなく、止まった物を撮影するのに特に必要もないので📸

メインはSONY α7S II ILCE-7SM2で90mmのマクロレンズと、数ミリサイズの宝石の撮影用に20mmのマクロレンズを使用しています。
宝石以外の小物を含めて撮影する場合は、90mmでもいい感じなのですが、個人的に50mmくらいのマクロレンズが欲しいところです。

皆さん気になるだろうスマホ撮影ですが、最近のスマホは画質がいいので、宝石撮影には十分耐えられる思います。
基本的に写真はカメラ本体よりも、レンズで仕上がりが変わることが多いので、スマホ用のマクロレンズでいい物を見つけると仕上がりがよくなると思います。
スマホの被写界深度を無視したボカシ機能なんかもうまく使えば強力な武器です。(大手のフォトコンで使ったら蹴とばされそうだけど💦)

(3) 撮影のテーマについて

個人的なテーマとして宝石やハンドメイド作品の撮影には、大きく2つのテーマがあります。

  1.  奥行感

  2. ストーリー性

「1. 奥行感」ですが、以前カケラ写真部に投稿した写真で説明します。
メインの宝石の手前に、葉っぱや枝を置いて、奥には枯葉を積み重ねています。メインは宝石なので、奥の葉はぼかして他を強調するようにしています。
枝 → 手前の葉 → 丸太 → 宝石 → 枯葉と奥行きが出るように、小物類を使ってレイヤーを重ねています。

奥行感のサンプル

「2. ストーリー性」ですが、こちらは目指してはいますがとても表現しきれていません。撮影対象が人物や動物なら表情やポーズでちょっとしたストーリー感を出すことができるのですが、対象が宝石になるとどうしようもなく難しいです💦

苦し紛れに考えたのが、人物の代わりにミニチュアフィギュアを使った撮影方法です。第1回のカケラ写真部で受賞した写真ですが、ストーリー性を出すために、ミニチュアフィギュアさんに頑張ってもらいました。
(本当は余白や光の使い方でストーリー性を出せるといいのですが(*'▽')ボソリ)
このミニチュアフィギュアは1/150のサイズです。

ミニチュアフィギュアを使った撮影手法

他にも実際にある絵本をテーマに撮影をしてみたりもしています。
ストーリー性を上手く扱えるようになると、もっと面白い写真が撮れるのではと試行錯誤しています。

第3回カケラ写真部の製作裏話

(1) ボルタリングに決まった経緯

娘がYoutubeでボルタリングの動画を見ていて、この石を宝石にしたら面白いかなと思ったのがきっかけです。大した話じゃなくてごめんなさい💦

いざネタを考えると見つからないけど、普段の関係ないシーンから思いつくことも多々あります。
あと2・3個ストックしてるネタ出したら何もない‥。(*'▽')ドウシヨウ

(2) ボルタリングの表現方法

宝石のサイズ(10mm以下)にあわせて、ボルタリングの動きを出すにはミニチュアフィギュアで決定にしても、前回使った1/150だと少し小さすぎでリアリティが出ない‥。
あとボルタリングの動きをした市販のフィギュアにちょうどいいサイズがみつからなかったので、今回はフィギュアを自作してみることにしました。

(3) フィギュアの作成方法

ハンドメイド作品を作るのに、3Dプリンターを使っているので、これを使うのは決定事項として、どうやってデータを作るかが今回のポイント。
いくつかの3Dソフトは扱えるけど、キャラを0から起こして、ポーズを決めるには時間不足。

そこで見つけたのがキャラクター製作専門の「makehuman」というアプリケーション。商用利用もOKで、著作権が破棄されたCC0のライセンスデータが含まれていて、今後とも色々と活用の範囲がありそうです。

「makehuman」の製作画面

ポーズに関しては「Blender」というフリーの3Dソフトを使うと簡単に変更が可能です。ボーンと呼ばれる埋め込みの骨格機能を利用して、動きを付けます。「Blender」を使うのは数年ぶりだったけど、機能が大幅に増えていて別ソフトのようでびっくりしました。
後からわかったのですが、3Dプリンターで再現するにあたって、指が細かすぎたのでもう少し太くするか、指同士をくっつけておく必要があったかもです。

「Blender」を使って動きを付ける

制作したデータを3Dプリンターに読み込んで3Dプリントをします。光造形タイプの3Dプリンタで、今回は「SK本舗」さんのタフレジンを使用しました。タフの名前の通り、他のレジンだと出力が難しい、細かいところまでしっかりと表現してくれています。指の先までしっかり出たのは驚きですΣ('▽'*)ビックリ

3Dプリント結果

あとは肝心の色塗りです。ハンドメイド販売をしているので、手先は器用と勘違いされている皆さん、ぶっちゃけ夫婦共々塗装や手芸は大の苦手です💦
(と書いたら妻に「塗装は苦手じゃないと」反論されました)

塗装中ですが、強く握りすぎて腕が取れてしまいました。
ショッキングな画像でごめんなさい(この後レジンで再度付け直しました‥)
塗りに関してはシャドーやハイライトを付けるとそれっぽくなるのかと思いましたが、そんな技術はありません(*'▽')ドヤ

3Dプリントに塗装中

さてといよいよ後は撮影です。

(4) 撮影について

カケラ写真部の締切は23日(※要確認)ですが、塗装が終わったのが23日の朝で、乾燥を待って撮影を始めたときはすでに外は真っ暗でした。
バタバタの撮影中に悲劇が‥。

ライティングをしていたライトが、撮影中のフィギュアと宝石に直撃💥
宝石はあちらこちらに散らばって、フィギュアの数か所が折れてしまいました。
宝石の捜索と、フィギュアの復旧に大幅に時間が取られて、撮影できたのはライトが落下前の数枚だけでした(*'▽')ガーン
いつもだと構図を変えつつ、数百枚は撮るのですが、もう間に合わないと投稿しちゃいました💦
皆さん時間ギリギリの行動は止めて、心にゆとりをもって撮影しましょう(教訓)

後日撮りなおした写真①
後日撮りなおした写真②

撮影のネタバレですが、壁に宝石を接着剤等で固定するのは気が引けたので、ファイト一発方式(違ったらごめんなさい)を採用しました。
壁側を底にして宝石は置いただけです💎
なので少しわかりにくいですが、手前で座っている人が垂直の壁に座っている状態です。

次回カケラ写真部も参加する予定ですが、すでに撮影のための時間が‥。
まったく反省していません(*'▽')ダメダコリャ

(5) おまけ

フィギュアさんたちは娘のおもちゃになりました(*'▽')ノ

娘のおもちゃになったフィギュアさんたち


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