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たまうさぎの英語動画紹介コーナー①『Babakiueria』(1986) 

英語を学ぶ人はみな流暢に話すことに憧れますよね。

当然自分が聞き取れない発音は話すこともできないわけで、スピーキング
にはリスニングが必要不可欠です。
そのため、まずは英語を日常的に聞く機会を増やすことが大切です。

そこで、私が今まで外国人の友人に教えてもらったり、大学の授業で見た
英語の動画の中で特に面白かったものを紹介するコーナーを始めます!

早速ですが、第一回の動画はオーストラリアの短編映画、
『Babakiueria』(1986)です!

この映画はオーストラリアの先住民族であるアボリジニがイギリス人に
よって植民地化され、"先住民族ドキュメンタリー"を作られている様子を
全く逆の配役で演じた風刺映画です。

ストーリーは白人たち(映画では先住民族の役)が浜辺でバーベキューをしているところから始まります。そこにアボリジニ(映画では侵略者の役)が船に乗りやってきて、「ここは何という場所だ?」と聞きます。

そして、原住民である白人は「Barbecue Area(バーベキュー場)」と
答えます。

そこでその名前を気に入ったアボリジニ(侵略者)はその場所をBabakiueria
(Barbecue Areaをアボリジニの言語で音写したもの)と名付けます。

馬鹿な話に聞こえるかもしれませんが、これは実際に世界各地の植民地で
よく起きていたこと
です。

一番身近な例を挙げると北海道の地名がそうです。
例えば稚内(わっかない)はアイヌ語のヤム・ワッカナイ(冷たい水の出る沢)
からきており、それに大和民族が漢字をあてたものが現在の地名です。

映画内では侵略者(アボリジニ)が白人(原住民)の生活に焦点を当てた
ドキュメンタリーを作成していますが、アナウンサーの女性が内心で原住民を下に見ている様子が見て取れます。

私たち日本人も先住民族に対して
"守るべき存在""面白い(奇妙な)生活をしている"というような偏見を
持ってはいませんでしょうか?

この映画は私が大学生の時に先住民族について学ぶ授業で見たものです。
今回の動画紹介コーナーは以上になりますが、これからもジャンルを問わず
面白い動画を定期的に紹介していきます。

『Babakiueria』は30分と短いですし、面白いシーンがたくさんありますので
是非実際に見てみてください!


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