我々は家畜なのか
今朝起きると、いつものようにペットのうさぎが私に向かって来ました。
御年12歳にもなるうちのうさぎですが(うさぎの平均寿命は7年)、まだまだ食べ盛りなので朝は元気いっぱいです。
執拗に迫ってくるうさぎを尻目にえさを準備しながら、私は「お腹が空いても自分で食事の準備ができないなんて大変やな」とふと思いました。
ところがその直後に気付きます。
「それって自分のことじゃん!」
私たちは労働の対価に金銭を得て、それを使って食材を購入します。
そのプロセスを通じてあたかも自分で食事を獲得しているように錯覚していますが、その実完全に食品生産者に依存しています。
日本の食料自給率は38%なので、戦争等で貿易が絶たれるとあっと言う間に危機に陥ります。特に穀物はウクライナやロシアからの輸入に依存していたため、現在我々は物価高に苦しんでいるというわけです。
私は"家畜化された人間"なので、有事の際に自給自足ができる自信がありません。その点で言えば、その辺の草さえ食べれば生きられるうさぎの方がまだ生き残る可能性が高いです。
そんな私ですから、最近はYoutubeで野生動物を狩って調理する動画をつい見てしまいます。まあ、見たところで真似できるはずもないのですが。
とりあえず、家畜を下に見るような人間にだけはなりたくないなと思う今日この頃です。
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