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介護等体験中止、誠に遺憾である。

文部科学省により、今年も介護等体験が中止になるとの通達がありました。
その分の単位は例年通りレポート提出による代替措置に置き換わります。

小学校と中学校の教員免許を申請するためには、合計で7日間介護施設と特別支援学校での体験活動を行うことが義務付けられています。

特に特別支援学校で働けるのはまたとない機会ですので、障害のあるお子さんの支援がしたい私は自分なりに準備をしていました。
そのため、今回の通達は非常に残念に思っています。

介護施設や特別支援学校は性質上、コロナウイルスの蔓延が命取りになりかねません。

残念ながら教員を目指す学生の間では一般的に介護等体験が不評だそうですので、意識の低い学生がコロナ対策に全力を尽くすとは考えにくいです。

そういった意味で今回の決定は非常に合理的ですし、異論はありません。
しかし、私は教員を志す以上重度の障害を持つ方と実際に関わる機会がどうしても必要だと感じているのです。

私は上記の動画を見た時に、感動しつつも言い表しようのない不安感というか違和感を覚えてしまいました。これはおそらく私がいままでに健康な方とばかり関わってきたからだと思います。

障害のある方を教材として考えるのは失礼かもしれません。
しかし、私は現実で関わったことのない人のことを理解できるほど創造力豊かな人間ではないのです。

これから教員を目指す学生のために、一日でも早く介護等体験が復活することを願っております。




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