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”人生”の失敗はない。自分や周りが基準を作った瞬間に”失敗”が生まれる。

正直、自分のキャリアを振り返ってみると、”失敗”だらけだと思う。

というのも、人事をやっているのに、自分自身のキャリアを履歴書に落としてみると、自分が採用担当だったとしても、書類選考で落としてもおかしくないなぁ・・・と思いますw

■軸やストーリーが見えず、転職回数の多い履歴書

まずは、経歴をサマリーでご紹介させてくださいm(__)m

●新卒で入社した会社を1年で退職
まさに「今どきの若い人は、すぐに辞めてしまう」というのに当てはまるパターンです。
人事系のコンサル会社に営業として新卒入社しましたが、リーマンショックが起こった年でもあり、全く売れず、ストレスも重なり、一時、低音が聞こえなくなるということもありました。

●全くのキャリアチェンジ!貿易事務に転職
疲れ果て、「海外旅行好きだし・・・」「事務の仕事がいいな・・・」という理由で貿易事務に転職しました。
ただ、貿易事務業務の下請け会社だったため、専門性の高い仕事は3割程度で、スキルアップを求めて2年半で転職をしました。

●人事系の仕事がやっぱりやりたい!
食品メーカーの採用担当として、新卒採用・中途採用・アルバイト採用・派遣採用と幅広い採用業務に関わりました。
結婚と同時にパートナーが東京転勤という事情のため、しぶしぶ2年半ほどで退職しました。

●キャリア採用マネージャーと秘書を兼任
東京で仕事を探した結果、採用担当のお仕事だけではなく、おっちょこちょいの私がまさかの秘書業務も兼任!?流石に不安過ぎて、入社までに1冊、秘書の本を読みましたw

●「キャリア採用マネージャーと秘書」+新規事業担当
キャリア採用マネージャーと秘書を兼任という体制を5〜6年ほど続けていたのですが、グループ会社での新規事業立ち上げのお仕事にお誘いいただき、「+新規事業担当」ということにw

●「何の仕事をしているのですか?」という質問が一番困るパラレルワーカー時代へ
グループ会社内で会社をまたいで兼任していたので、複数の会社をまたいで働くことに抵抗がなくなり、今では3〜4社ぐらい兼任することが増えました。
変遷は以下の通り!
・キャリア採用マネージャーと秘書+新規事業担当(グループ内で2社兼任)

・キャリア採用マネージャーと秘書+管理部門の立ち上げ+新規事業のPM(グループ内で2社とグループ外で1社)

・一人管理部門+一人管理部門+管理部門のアドバイザー+新規事業のPM(グループ内で2社とグループ外で2社)

転職ごとに一生懸命、悩んで選択をしてきたので、過去に戻ったとしてもきっと同じ選択をするとは思います。
ですが、人材紹介のエージェントが見たときに、「1社の在籍年数が少ないし、転職軸は紆余曲折している」と残念な評価をされてもおかしくありません。

■ん?でも、実績やできることはいっぱいある!

しかし、実績やスキルを振り返ってみると、経験は、一つの職種にとどまらず幅広いし、新規事業や管理部の立ち上げなど、普通に仕事をしていてもできないような経験・実績がありました。

・秘書業務もしながら、1年で100名の採用を一人でやったことがあるw
・人事業務だけじゃなくて、労務・法務・ちょっとだけ経理ができる。
・なので、スタートアップで管理部門の立ち上げができる。
・オフィス移転のPMをやったこともある。
・新規事業の事業計画立案の経験がある。
・サイト制作のPMをしたことがある。
・登壇のオファーもいただいたことがある。

などなど。

ここまでできるようになったは、一人でできたのではなく、秘書業務をやっていたときの上司(=社長)が面倒を見てくださったおかげだったりで、こんなチャンスを周りの方がくださったおかげです。本当に感謝です!

「やったことがないけど、やらないといけない」という経験が多いので、未経験の仕事でも自分で学んで、専門分野は得意な人を見つけて教えてもらい、最終的に実績に繋げる力がついたように思います。

また、人事の視点だけではなく、他の管理部門の視点、新規事業もしているので事業部の視点、そして、秘書もしていたので経営の視点も経験させてもらえました。そのおかげで、1部門で完結させて仕事を進めるのではなく、全体を見て会社全体がハッピーになる最適解を考えることができるようになったと思います。

■「きれいな履歴書」という評価基準を作ったから、”失敗”が生まれた

「人事という職種だからこそ、履歴書はきれいでいたい」
「きれいな履歴書とは、自分が目指したいキャリア軸があって、そのとおりに転職をしていて、また、1社の在籍年数が長い」

自分自身の中で、こんな”評価基準”を作って、自分のキャリアを振り返り、いつも”失敗”だと思っていました。
ですが、冷静に振り返ってみると、できることはたくさんあって、転職市場を見返したときに、レアの人材でした。

「どうして、レアな人材なのに、”失敗”だと思うんだろう?」

そう疑問に思った時、「きれいな履歴書」という評価基準だけで、自分のキャリアを見ていたから、”失敗”だと思っていることに気が付きました。

その視点だけじゃなくて、別の視点から見ると、いっぱいいいところもあって、”失敗”という概念はなくなりました。

もし、努力をしているのに、自分自身のことで”失敗”と感じることがあれば、それはきっと何かの評価基準という1つの視点からしか、自分のことを見ていないからと思えるようになりました。

■今のテーマは”自分らしく生きる”

人事のお仕事をしていると、やっぱり自分が採用に関わった方がいきいきと働いてほしいと思うし、辛そうに働かれていると悲しい気持ちになります。
「どうすれば、ワクワクしながら仕事ができるような会社を作れるのか?」ということを考え続け、今は”自分らしく生きる”というテーマに出会いました。

「役職が上がるよりも家族が大切なので、プライベートに自分の時間を使っている」というように、自分の大切にしたいものを明確にしている人は、「周りの評価や目が気になって、役職を上がろう」と周り基準で人生の選択をしている人よりも、きっと自分らしく生き、時間が充実しているように感じるんじゃないかな?と思います。

「お酒が好きだから、会社員にならなかった!」という方にも出会ったことがあります。
「周りが会社につとめているから」とか、「収入に不安があるから、一応会社員になった」とかじゃなくて、自分が大切にしたいことを見つけて、その生き方を実行されていることに、「すごい!!」と思いました!

どうしても「やるべきこと」や「こうあるべき」にとらわれてきました。
大変でしたが、そのおかげで嫌なことから逃げる癖はつかず、自分で学ぶ力やスキルを身につけることができました。

「べき論」で生きていく中でも得るものはありましたが、次は、そこで得たものを武器にして、自分の感情を大切にして、”自分らしく生きる”を見つけていきたいと思っています。

そして、私と同じように「べき論」で辛い思いをされている方に対して、”自分らしく生きる”のきっかけ作りをしていきたい。
それが、最近見つけた”自分のやりたいこと”の一つです!

■最後に

本ブログは、「#もっと叫んでいい」という企画をご紹介頂いたきっかけで書いてみました!
https://hack-the-world.qulii.jp/

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